『別冊花とゆめ』2012年11月号

『ガラスの仮面』コミックス49巻と『ガラスの仮面カルタ』は、10月5日に発売延期になったらしいです。表紙では発売中になっていましたけれども。いきつけの書店で親切に掲示してくださっていました。
たま〜に、『スキップ・ビート!』目的で本誌も買いますが、正直なトコロ別花の方が面白い作品が多いと思います。作家さんの力量差が歴然としています。別花のデキの良さは、熟練作家が多いという経験差だけでは語りきれない何かがあるなあ。今月号は大ベテランの日渡早紀先生や美内すずえ先生などはお休みでしたが、それでもやっぱり読んでいて楽しい……。編集者さんの差もあるのかなあ……。第一、あの美内先生の原稿を取ってこられるスタッフがいるっていうのは……、やっぱり何かがあるに違いない。
今回の白眉といっていいのは、やはり『乙男』かな。ついに卒業式で『乙女趣味があるオトコ』であることを、堂々とカミングアウトしちゃいました。物語のクライマックスが進行中です。これって、多分、百合男子の趣味が家族や恋人にバレる(orバラす)並の大事件だと思うんですよね。世間一般の美徳とされないことでも、自分には譲れない趣味であること。そう広く解釈すれば、色々なヒトに思い当たる節があることではないかと。価値観の相容れなさは普遍的なテーマ。ここから最終回へ向けてどう進行していくのか、楽しみです。