「ダイ」最終回の一個前!

「ダイ」新アニメ版もついに次回ラスト。というわけで、今回はラスト前の1回という。
オープニングから、バーンパレスがどう壊れていってるかの描写がすごかったです。これぞ現代にアニメ化したひとつの成果! コンピュータがある今だからこそできるアニメ化。あんなに精緻にかつ大迫力で描写されるとは。映画館で観たくなりました!
そして、前半のメインは閉じ込められた仲間たちの奮闘。「閃華裂光拳!」「メドローア!」も聴き納めでしょう。この2発のおかげで、バーンパレス心臓部は魔力を吸い込む特殊な生命系の材質でできていて、しかもそれはとても強固であることが判明。この2つが効かないくらいなので、ここでは使われなかった魔法はすべて効かないんだと思います(同じ材質の魔力炉を破壊したドルオーラは魔力を燃料にして撃ち出しますが、実体は闘気弾なので例外)。
仮にレオナ姫がミナカトール(ダイの代わりはアバン先生にする)をかけても魔力技である以上は解除できなかったでしょうし、おそらく破邪の秘法を併用したマホカトール、アバカムトラマナシャナクの類も、同様に魔力でやるので無効。あと多少、可能性があるのはメガンテですかね。あれは魔力はわずかで残りの生命力で敵を討つらしいので。ただ、誰が使っても流石にみんなが止めると思います。
有効なのは闘気技と判明したのでしたが。獣王激烈掌もあの様子では効かず。ハーケンディストールは闘気というより超速の衝撃技なのでおそらく無効(もしかしたら槍がなくなったのでできなかったかも)。同じ理由で窮鼠包包拳も威力不足か無効かなと(シーンはありませんがあの出たがりなチウがやってみなかったワケがないので)。実体がオリハルコンであるアルビナスを破った猛虎破砕拳もおそらくはパワー不足かもしれません。またあの時はカウンターでもありましたので、動かない壁には充分な威力が出なかったかも。
それからこれまたシーンはありませんが、アバン先生の空の技……虚空閃、空烈斬、はたまたアバンストラッシュなども試してみたでしょう(現場にはもう剣がないみたいなので幻のアバン流牙殺法などでやったかもしれません。もしくは、レオナ姫からパプニカのナイフを貸してもらうとか)。ですが、流石の先生にもストラッシュクロスは厳しそうでした(アバン先生以上の剣の達人、ヒュンケルにも無理ということなので)。
で、色々試した挙句、まさかのヒムがグランドクロスで血路を拓いてくれるわけですが。声でセリフを聞くと、どれだけ人間、とくにヒュンケルに惚れ込んでるんだか、って改めて思いましたね。もう本当にすごい演技でした。
そういえばこの回、意外にチウのセリフが多かったです。チウ、結構好きなキャラなのでうれしかったな。「永久欠番とする!」が渾身のボケになってしまってよかったですね。声を聞けると尚更、思います。みんな生還してくれてよかった。
さて、地上に無事に着地できた一行を、フローラ様たちが迎えてくれました。『ダイ好きTV』によれば、このシーンのガヤは各役者さんが各キャラクターとしてアドリブでしていたのだそう。特に、ポップ役の豊永さんがどんなアドリブを言っていたのかを番組でご本人様が紹介してくださってましたので、よかったらオススメです(内容は役者さんに任されたらしいので三条陸先生の監修はないと思われますが、ポップなら確かに言ってそう! 流石!)。

そのポップはダイを1人でラストバトルに行かせてしまったことを悔やみますが、ヒュンケルが「胸を張れ!」と励ましますね。ここまでやってこられたことは、人間として充分に誇るべきこと。あとはもう、ドラゴンの騎士と魔界の神、人類を超えたレベルの闘いです。むしろそこまで辿りつかせられたのは「すべての戦いを勇者のために」できたということではないでしょうか。
誇るべきことです。竜神の子どもの友だちとして。
さて、その上空の竜魔人ダイは現在、かなり押し気味です。そして、劣勢のバーン、ついに彼もすべてをかなぐり捨てました。
彼も修羅の道をゆく。鬼眼王バーンにダイ渾身のドルオーラは果たして効くのでしょうか。あの一瞬、バラン様の姿も見えたような気がしましたが……!
……というところで両人共に本当にすべての手を使い尽くす最終回へ。
予告でいつも見ていたオープニングのダイの剣が写されていましたね。ついに、ここまでたどり着いてしまうのか……! ただ私の予想に反して「大冒険は終わる!」とは言わずいつも通り「続く!」だったので、もしかして……いやいや流石に魔界編は。
アニメ版はご覧になっていなかった方も、よかったら。
テレビ東京系列にて来週土曜、朝9時30分です。
放送直後公開の『ダイ好きTV』もあります。YouTubeです。最終回のはアバンの使徒役の5名様や監督さんのお話とかがたっぷりきけるらしい!