Comunity Comunication Ginza 2004

http://event.japandesign.ne.jp/news/6495040419/
2004年5月16日(日)まで、銀座の並木通りのマツモトキヨシから、西に数ブロック分の街灯を、妙な旗のような物が占拠しています。その風景たるや壮観。
これは女子美術大学の学生や先生の企画に地元の皆さんや作家が協力したイベントです。MacintoshEPSONの大判プリンタで、銀座をテーマに皆さんが描いた絵を、布に印刷し、それを洋服(プレファブコートといいます)の型に裁断したもの。一枚一枚、違う人が描いているようで、デザインが色々。沢山の方の銀座観を楽しめます。
1着のコートでは個人にしか着られないですが、2着をつなげると二人がくるまって着られる。こういった形で、服飾を通してコミュニケーションを考えるインスタレーションだそうです。制作中、皆さんから提出された原稿を印刷してみたら、質感がぐっと良くなったそうで、企画なさった先生は作品の質がバラバラになるのを心配していたのがほっとしたのだとか。
一日歩き疲れて足が棒だったので、あまりゆっくり拝見できませんでしたが、これはきらびやかで面白いと思いました。実際に服の形に縫製した物が、バーバリーの9階他にあるらしいです。

ところで、この展示を見たきっかけは偶然。松屋でデザイン展を見たあと、目を上げるとそこには「Apple Store GINZA」!!! これはいくっきゃありません。で行ったら、この展覧会についてのパネルディスカッションをやるというので、聴いてきました。
講師はデザイン評論家の柏木博さん、雑誌「ブルータス」編集長の石渡健文さん、そして、企画者でもある女子美術大学の眞田岳彦さんでした。
この展覧会の話だけでなく、いろいろと脱線しながら、面白い話をお聴きできましたが、メモを全部起こすのは大変なので、割愛させていただきます。なお、上記の展覧会の概要、制作方法は、この会でお聴きした物です。
プリンタを使って出来ることの新しい形を、かいま見た思いでした。