プロジェクトX。阪神大震災。それと、スマトラ島沖地震。

今日、たまたま見ていたプロジェクトX阪神淡路大震災で分断された東海道本線の復旧がテーマでした。
鉄道路の破損は柱がつぶれ、鉄骨がねじ曲がり、痛々しいもの。しかし、床自体は使えることから、床面をジャッキで持ち上げ、鉄骨を延ばして柱を再生することで、超短期(当初2年以上かかるとされた工事が3か月で……!)
いまだにびくともしていないらしい。
たしかに、一から退かして新しいものを作ったら、とても長くかかる所……。素晴らしいアイデアでした。余震と疲労と、さまざまなものと戦いながら……。そして街の方の人情と……。地元の焼鳥屋さんが差し入れをしたりして。誰もが使う鉄道路。分断されたとき、早朝から徒歩で通勤しておられたそうです。片道2時間も歩いて。
東京で分断されたら、と思うと、ぞっとします。地面の中をたくさんの鉄道が走っています。実はうちの地元ってかなりリスクは高い地域なんじゃないでしょうか? 東京で神戸や新潟が起きたら……。怖くなりつつも、この番組には素直に感動しました。


床面を生かして復旧した東海道線のように、今あるものをいかに活用するか。いざというときに問われるのはここです。
スマトラ島地震で、ココナッツミルクを頼りに奇跡の生還を果たした方がいらっしゃいますね。ココナッツミルクは栄養がたっぷりだし、それなりに中の実の部分がおなかに溜まるんですよね。食べたことがあるので分かります。でも、何も無い海でココナッツを剥くには、歯で引っぺがすしかありません。ヒトに残された最後の刃物です。そこに頭が行くかどうか。ココナッツは皮をはがすことができると知っているかどうか。また、彼らは無理に岸辺へ泳ごうとはしませんでした。体力の無駄な消耗を避けたわけですね。そうやって、奇跡的に発見された彼らから学ぶことは多い気がします。


NHKのニュースを見ていて、あの津波では、10トントラックで時速40キロの圧力をかけたのと同じだけ、水の力がかかったのだとか聞きました。だから、あれだけの物やらなにやらが流されたのだと。
地球のサイズがすこし小さくなり、その分自転速度が速まったとも。(NASAの発表)
聞くことすべてが初めてのことばかりです。長い目で見た支援が必要だとつくづく感じました。というわけで、はてな義援金。とりあえず。