純心美術展に出展しました。

http://d.hatena.ne.jp/Yuny/20041222/art
で、お知らせしましたが、いよいよ明日から展覧会です。
もしも新宿方面にお出かけの際は、お立ち寄り戴ければ幸いです。

おしらせ。

なお、私は受付当番で、29日(土)の16:00から20:00にいます。
三越の中にもLOFTが入っています。今日行ったとき、本当にここであっているのかと心配になりましたが、無用なことでした。よろしくお願いします。


さて、以下は裏話的に。
本日は仕事のお休みをいただいて、展示作業でした。卒業してから学芸員課程のI先生とか日本画のM先生たちと一緒に展示をさせていただく事があるなんて……。まるっきり学生気分でした。
出品作品、間に合って良かったなあ。作品はこちらです。

「こどものためのバンブー・シロフォン


単に竹を切って吊るしただけ。しかし、この竹が一番良い音がするのは、何にも加工しないでただの木で叩くことだ、と割り切るまでには2週間以上かかりました。いろいろ試してみたんですよ。鍵盤的な板を上にを設置してみたり、布を巻いてみたり。叩くバチをいろいろ工夫したり。
何にもしないで自然が一番。というのに辿り着くのにここまでかかるとは……。ですから、構想3週間、製作8時間(ただし、内6時間は失敗ばかりしていたので実質2時間くらい)という、なんだかよく分からない製作期間になりました。でも、かなり勉強になりました。素材が持つ音を引き出す方法は、何にもしないのも手なんですね。


仕上がってみてから思うことはいろいろで。竹と太いタコ糸の組み合わせって素朴で好きなんですが、今回は糸の量が思ったより多くなってしまって。さすがにちょっとうるさかったかな? テグスの方がスマートに仕上がったかもしれませんね。見た目はちょっとアレです。


上から叩くと音が3本それぞれでドミソになっています。側面をたたくこともできます。今日、他の出展者の方に遊んでいただいたのですが、けっこうハマる人はハマっていただけるみたいですね。会場でごらんいただいた折りには、叩いて遊んでみてください。今日、作業中にチャカポコチャカポコ叩いていて、分かったからもうやめろといわれてしまいました。(汗)


そうそう、あとはタイトルの由来。「こどものためのバンブー・シロフォン
うちの学校は最近、「こども文化学科」という新しい学科ができました。たしかこの春で丸一年経つと思います。で、それをひそかにお祝いする意味と。それから、できるだけシンプルに作って子供が音で遊べるように、というねらいがあります。
こんなにシンプルなのに、結構いい音がするなんて、と、楽器作りの面白さが伝わるといいと思っています。
それと、楽器好きが集まっている「はてな吹奏楽クラブ」の皆さん。よければ遊んでいってくださいね。
それでは、よろしくお願いします。