商品の外箱の話。

ブラザー工業のブログBrotherhoodを読んで。
http://d.hatena.ne.jp/brotherblog/20050519#p1
今回はプリンタの外箱デザインのお話です。ある程度フォーマットを決めておいて(この色&形はBrotherの箱だと分かる)見分けも付くようにワンポイントイメージを用いる(配送時に商品を間違えないのと、商品イメージを象徴する)という方法論のもとにデザインしているそうです。
この考え方はEPSONのプリンタカラーインクもそうですね。プリンタの機種でイメージを統一し、インクカラーで変えている。


ところで、最後にこのようなお話がありました。

また商品を梱包するという役目が終わっても、お客様のお気に入りの箱として2次利用していただけるような箱づくりを目指していこうと思います。

これを読んで思い出したのが以下の2本の記事。

中に入っていた物によっては、外箱自体に価値が出てくるという話。コレクター魂ってこういう物かもしれません。まあ、古いマックはIT業界の歴史背負ってますし。欲しい気持ちは分からないではないかな?


それから、家具の材料にした話。
確かにマックの箱って、あれだけで家具になりそうなほど頑丈な素材で出来ているんですよね、昔から。段ボールでも何か工夫があるみたいで。本当に家具にしてしまった人には驚きましたけれども。上記記事中、ソファの写真は必見です!
うちの職場では、清掃員さんがゴミを集めて回るとき、回収ボックスとして昔のiMacの箱を利用しています。丈夫だしちょうど良い大きさなので。(台車にぴったりと乗る)ビニール袋を入れればちょうど良いわけですね。


液晶iMacのG4(以前の首振りタイプの方ですね)の箱も絶品でした。外見のツヤもすばらしいですが、真骨頂はむしろ中。箱を開けていくとどうなっていくかはこちらにレポートがあります。

私もこれを開けてみて、うならされましたね。中の構造に。まったりとしていてそれでいてしつこくなく……。(って違うって^^;)つまり、みっちり詰めすぎず、かといって危険なほど空間が空いている訳でもなく、美しく整理されて入っているということですね。
記事の執筆の方は無駄が多いと評しておられますけど、この首振り型の筐体をきっちりと傷つけずに合理的に固定する方法は、これ以外にないと思っています。まあ、画面が大きいモデルを購入なさったので、空間が大きめの印象をお持ちになったのかもしれませんが。(私が開けた箱は最初のiMac G4で画面が小さかったです)
なお、iMacのキーボード&マウスって、USB端子にキャップが付いているんですよね。この気配りもポイントが高いです。


商品の箱を見る目が変わりそうなお話でした。