MacintelとNintendo Revolution

これ読んでようやく納得しました。G5のパフォーマンスのある種の限界もそうだったし。

特定のプロセッサに依存するべきではないという考えから、Mac OS Xは開発開始当初からクロスプラットフォームに設計されてきたという。結果、Cheetah、Puma、JaguarPanther、そしてTigerまで、過去5年間のMac OS XはすべてApple内部でPowerPC版とIntel CPU対応版がコンパイルされていたそうだ。

たしかに。PowerPCべったりだったら、将来の選択肢が狭くなる。
せっかく根っこからOSを書き直すのだからと、Mac OS Xの最初から研究し続けてきたことだったのですね。5年間ずーっとやり続けていた「隠し球」かぁ……。なんだか、世界を振り回してきた企業は、考えてることが違うなあと、静かに感動してしまいました。
いつの間にか「Mac OSであること」=「PowerPCを搭載すること」という固定的図式の思い込みができていたみたいです。自分の中で。考えてみればLinuxWindowsなど、マルチプロセッサ的に動かせるOSの方が多数派なんですし。Macintoshであること」=「PowerPCであること」ではなく、「Macintoshであること」=「世界最先端のテクノロジーとUIで作られたOSを搭載したマシン」という方が本当なんで。(あ、思いっきりひいきして書いています^^;)
その辺りのツッコミリファをid:mkawano:20050608さんからいただきましたが、確かにその通りです。

ただ、1人のマックユーザとして残念なのは、こういった大きな変革では昔からあるソフトが、将来的にはやっぱり動かなくなる物も出ること。
"Singer Song Writer"(株式会社インターネットの国産作曲ソフト)はすでにClassic 環境では使えなくなっていたし。"SpundEdit16"(マクロメディアのサウンド編集ソフト、マルチチャンネル的合成に強くて便利。これの代用品はいちおうGarageBand+Sound it!かもしれないけど……)とかも、やはりClassic 環境では不安定気味。あと、RolandのバーチャルMIDI音源VSC 3.0とかもClassic 環境では使えません。
「Nintendo Revolution」みたいなことにはいかないのでしょうか。今、任天堂で作っている次世代ゲームマシンでは、昔のファミコンソフトをダウンロードプレイできる仕組みを導入するらしいのですけど、そういうことはしないかな。昔の資産で遊べるようには。


うちの中古iMacPerforma 5440が故障したら、中古で無理してMac OSマシンは購入しないでしょうから、大切にしてあげよう、とつくづく感じたのでした。Mac OS Xマシンは買うだろうけれどもね。