東京湾岸の日は暮れて


美しい地球の夕暮れ。
東京湾岸に来ると、妙な近未来的開放感から、地球と宇宙と人類に付いてとか、考えたくなってきます。
私たちはどこから来て、どこへ行くのか……。



湾岸の砂浜から望むレインボーブリッジ。
現代文明ではこのような大きな物を考えて造る技術があります。そして、道がないところにすら道を掛けてしまいます。
しかし……。自然に手を加えずにはいられないのは人間のサガなのでしょうか? そのままあるままで満たされない理由はつまるところなんなんでしょうか。
向上心があると言えば聞こえは良いんですが……。開発は改善なのか改悪なのか。便利さとその犠牲。
宇宙にまで手が届きそうな建造物群を見るに付け、人間が造っていくことの意味を考えてみたり……。
生き残るという事は、生きていく現在の連続を続け続ける力なのか。
砂浜に寄せては返す波音。これだけがあれば満たされるような気もしてならないのです。