FF4(DS版)は面白い

実は最近はFF4を少しずつやっています。ストーリーは、昔の罪を償うために登山を敢行しようとしているところまで進みました。


新しいアビリティシステムが便利です。慣れてくると、自分のMPが少ないときは魔法代わりになる道具を活用し、回復できると魔法を重点的に使う……といった使い分けもできます。ただ、人からもらって身に付けるアビリティは、どういう効果があるのか説明が少なめなので、セーブして使ってみる必要はありますね。最初はオートポーションの効果が良く分からなかったし。
まあ、昔のゲームみたいに「黄色のビンを拾った」(効果不明)→「飲んでみた」→「重傷の治癒の薬だった!」みたいなことはないのですが(Jangbandとかそうでしたね。効果は飲んでみてのお楽しみ。たまに毒薬だったりするし、プレイごとに色と効果が変わるのでヤマカンで行くしかないっていう……)。それを考えると便利です。


ところで、FF4のストーリーは知っています。どこで誰と別れてしまうのかとか、なぜあのキャラクターがこんな行動をしているのかとか。
でも、昔話には何度聞いても面白いお話があるのと同様。FF4もやっぱり、ストーリーの骨子が面白いわけで。
やっぱりこうなるのか! とか、分かっていても、今やっても面白いんですよ。逆に、昔気が付かなかった伏線やせりふ的演出に気が付いたりして。最初は主人公にとって守るべき存在だったある少女が、すこしお話が進んだ危険な戦闘シーンにおいては自分の恋人の身を託すほどの存在に成長しているということは、今回プレイして初めて気が付きました。これは、ドラクエ4同様に各キャラクターの細かいせりふを随時フォローしているシステム(コマンド選択画面で表示される。キャラクターの切り替えはフィールド上でYボタン)によるところも大きいですが。


重要な場面でキャラクターボイスが付いたのには違和感もありましたが、これはこれで臨場感がありました。ただ、ちょっと芝居っ気が強すぎる場面もあり、もう少しさりげない演技の方が悲劇性が引き立つかも、というシーンもありましたね(吟遊詩人な王子様が恋人と別れるところとかは、もっと素直なせりふまわしの方が良かったのでは?)。


昔の作品を知っていると違和感があったのが、弓矢という武器。矢は1本だけ買えばずっと使えて、本数を大量に購入する必要はありません。昔は矢は戦闘ごとに消費していたのですが、ずいぶん楽になりました。でも、あの本数管理も冒険っぽくて好きだったけれど。今はそういうのは求められていないのかな。


それから、グラフィックが立体になっていることは、DQ4から入ると慣れませんでしたが。今ではかなり慣れました。感情移入は相変わらず微妙ですが。好みもあるのかな。でも、やっぱり城とかは回転させて見たい……。ついついLRボタンを押してしまいます(意味無いのに)。


システムに偏らず、ストーリーとして面白いバランスをうまく纏め上げていってるなあ、という印象です。
頭の中をできるだけ真っ白にして、なぜあの親友が今は敵の側にまわってしまったのか……とかを考えつつ(オチは知っているけど)楽しんでみたいです。