「K-20 怪人二十面相・伝」の試写会が、中野サンプラザで開催されました。友人がこの券を見事に当てて、さそってもらいました。
いやあ、面白かった!! 試写会だからお客さんも多いので、みんなでわいわい反応しながら楽しませていただきましたよ。終幕後には拍手が起こりましたし。試写会ってこういうのも楽しいですよね。
めくるめくアクション、人情、ほのかな愛、明智探偵と二十面相の対決、破天荒な姫君……あっとおどろくドンデン返し!!
いやあ、もう一度みたいですなあ。
最後まで観ると、この映画で一番かわいそうなのは、小林君だと思うのも確かです……。彼は苦労人だ、やっぱり。
それにしても、単に荒唐無稽なわけじゃなくて、現代社会への警鐘や、使命を見いだすのは自分自身だというメッセージもあると思います。
格差社会をデフォルメして極端に描くことにより、普段自分自身が無視している現実の厳しさをかえって突きつけられた感じがして、胸が痛かったのです。
ちょっと残念だったのは、所々のセリフ回しが棒読みっぽく聞こえてしまったこと。
虚構の人物であるからこそ、もっとリアリティをもって話して欲しかったなあと思います。でも致命的なほどではなかったでしょう。
会場を出て頭上を見上げたら、見事な満月が輝いていました。*1思わず、この東京の天空を駆け巡る二十面相の勇姿を探してしまいましたが……。怪盗には満月が似合うと思います！
こんな怪盗、いたらすごいな。
ともかく楽しかった！ いい映画です。
アクション映画が好きな向きにはぜひおすすめしたいと思います。
来週土曜日から公開されるそうなので、良かったらどうぞ！
*1:そういえば、13日土曜日の1時38分に満月になるそうです。
