吹奏楽アンサンブル曲をダウンロード販売で楽しむ。

吹奏楽の音源もダウンロード販売で入手可能な時代になってきたみたいです。
最近はアンサンブルコンテストの準備が花盛りのようで、いつもお世話になっているブレーンさんの「World Windband Web Music Download Store」では、アンコン定番曲の音源半額パックをやっていました。
ここで見つけたのが、あの伝説の音源。盲学校の打楽器アンサンブルで全国大会金賞を得たときのもの。打楽器アンサンブルセレクションのVol.3に収録されています。もちろん、他の演奏も美しいのですが、目玉はこれでしょうね。


それから、中学時代に友人たちがアンサンブルコンテストに参加したとき、サックスアンサンブルでは「デザンクロという人の曲」(というキーワードだけを覚えていた)をやって、あと打楽器アンサンブルでは「トッカータ」(作曲者不明だった)をやったのです。
この記憶だけで音源を探し出すのにも成功しました。


どうやったかというと。まずはブレーンさんのダウンロード配信で「デザンクロ」を検索したら、サックスアンサンブルのために書かれた四重奏曲の音源がヒット。試聴でいくつか聴いてみて、遠い記憶の曲は第3楽章であることをつきとめました。ここまで分かればあとは購入するだけ。


打楽器アンサンブルは「トッカータ」という曲名だと……J.S.Bachの「トッカータとフーガ」ばかりがヒットしてしまうし、かといって打楽器の「トッカータ」という曲は配信されていない。
そこで「打楽器 トッカータ」でgoogle検索してみると、どうやら打楽器アンサンブルの曲として比較的メジャーなのは「C.チャベス作曲のトッカータ」であるらしいことが判明。作曲者名と原題はCarlos Chavez, "Toccata"であることも分かりました。


そこで曲名、作曲者名でgoogleをかけてあちこち探し、いくつかの音源や動画を見つけて試聴し、記憶の中の音と合致するのが第3楽章だというのを突き止めました。しかし、音質が悪い……というか、演奏の雰囲気がちょっと重々しすぎるし響きが強過ぎて生理的に受け付けない音源でした。


で、最後に検索したのが、iTunes Store。たまたま持っていたiTunes Cardが役に立ちました。
原語で作曲者名などを入力して、別の音源発見。試聴してみたらまあまあ趣味に合う演奏でした(iTunesへリンク)。
ことのついでにデザンクロの方も検索してみたら、あの「トルヴェールカルテット」の有名な音源(iTunesへリンク)を発見、それぞれ早速購入。


洋楽やJPOPならともかく、現代音楽の打楽器アンサンブルなんて、そうそう音源がダウンロード出来るとは思えなかったのですが。見つかる物ですね。
また、ことのついでに検索してみた、「ジョン・ケージ(John Cage)」作曲の「4分33秒」も、こればっかり3パターン(?)も収録したアルバム(iTunesへリンク)が販売されていました。でもこれ……どうするんだろう????


吹奏楽関連の音源も検索すればいろいろiTunesで扱いがあるみたいですね。結局、大半の音源はiTunesで見つかったわけです。
というわけで、日本語で吹奏楽音源を試聴しつつ探すのであれば、「World Windband Web Music Download Store」とiTunes Storeが役立ちそうです。「World Windband Web Music Download Store」ではMP3ファイルとして音源を入手できますし、iTunesiPodがあれば音源を持ち出せます。
時代は本当に変わったなあ……。銀座のヤマハや池袋のWAVEで吹奏楽音源を探したあの頃がなつかしいかも。