アビスは恵比寿でも我孫子でもありませんが、結構楽しいゲームです。

DSiウェアで入手した「アノニマスノーツ フロム・ジ・アビス」。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kvij/
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kv2j/
1つの章200円で、2章連動、さらに先の章もリリース予定……という、ダンジョンアクションRPG
これ、かなり面白いです。まずは敵から技をキャプチャし、敵から武具をゲットし……という、何にも無い所から始まったちっぽけな戦士が、経験を重ねていくとだんだんと装備品やスキルがそろってきて、戦術が豊かになっていくタイプのゲーム。
RPGって、経験値を稼いだり良い武具を手に入れたりして、数値的にキャラクターが強くなる、というのもいいんですけれども。
プレイヤーの腕前が磨かれることで強くなる、というのがアクションRPGではより分かりやすいんですね。このゲームはそこが良い。経験値もお金も概念がないのですが、その部分をバッサリと捨てたのは正解。ともかく探索しなければ話が進まないっていうのがいい。


武器や防具ごとにパラメーターがよりよく考えられていて、どの装備にもスキルにも一長一短があって、どういう装備を持っていくかは毎回悩みます。
リーチが長い武器(弓矢)は打撃力が控えめ、最もリーチが短い武器(斧)は連発に向かない代わりに1発が大きい。
魔法は便利だけれど、魔法力の消耗も考えながら使わないと、とか。
ゲーム性というものは、どういったかたちで「あちらが立てばこちらが立たない」を実現するかがミソだと思うのですが、そのあたりのバランスもよく考えられていると思います。隙間時間を見つけて、何だかんだで30時間くらいプレイしているみたい。
ストーリーもそこそこ謎めいている具合がちょうど良く、ゲーム性を阻害していないし。
適当に戦っていてもアイテムは集まるけれど、やはり良いものを手に入れようとすればそれなりのリスクも負うわけで。それから、アイテムドロップがわりと頻繁で、自分なりにボス戦用のアイテムや普段用のアイテムを考えて使っていくとか。敵からのダメージを最小限に抑えるにはかわすことに注力した方が良いけれど、ある程度のアイテムが無いとボスには通用しなかったりとか。
かなりバランスが良いゲームです。低価格で長く遊べています。


そうそう。1作目も2作目も、それぞれに金色のボスが最強キャラクターで、難しいステージを選べば運次第で出会えるらしいのですが、一度も勝っていません。強すぎる! 何かいい方法はありそうですが。うーむ。