あの、「フリップノートマリオ」が更新されています

任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」からキャラクターをフューチャーし、しっかりとした筆致と冒険心を刺激するストーリー展開、テンポの良いアニメーションで大人気のWebコミック連載「フリップノートマリオ」が久しぶりに更新されていました。

最初から見ないとストーリーが分からない*1ので、こちらからどうぞ。

※1話終わるごとに、左側を向いた三角マークをクリックすると、続きを見ることが出来ます。

なお、本作ではある程度スーパーマリオブラザーズの世界観を知っていた方が良いわけですが、まあファミコン版程度で充分に楽しめます。
つまり、キノコ王国という架空の王国があり、そこを治めるのはピーチ姫。お付の人々はキノピオといわれるキノコ型の帽子をかぶった人たちで。そして、クッパという乱暴者の大魔王がいて、彼は亀の形をした人種を家来としている。彼はことあるごとにピーチ姫をつけ狙い、時に誘拐している。その事件が起こるたびにマリオとルイージの兄弟がクッパに立ち向かってきた。
あと付け足すならヨッシーについてかな。彼は食いしん坊の恐竜で、何でも食べてしまう。食べたモノをたまごに変えて出すこともできる。たまごは投げつけて武器として使える。また、マリオたちの友達でもある。
それくらい。

で、何がすごいって、これ、Nintendo DSiウェアの「うごくメモ帳」で制作されていることなんですよ。つまり、PCを使ってるわけじゃなくて、制作そのものがDSiで行われているわけ。いわば、パラパラマンガに音を付けているだけなんです。
うごくメモ帳」についてはこちらからどうぞ。
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kguj/

*1:久しぶりに第1話から見ましたけれど、しょっぱなからイデアが斬新で面白いですね。うごくメモ帳DSiウェア=タッチペン、をクッパが使ったら...? とか、マリオの影とか。それに作者さんは「うごメモはてな」で公式開催した「マリオうごメモコンテスト」でも上位に入賞しています(このときはハンドルネーム「じゃこらんたん」さんでした)し、その時に任天堂の「マリオの父」こと宮本茂さんらもこの作者さんの作品を見ているので、任天堂側が「フリップノートマリオ」を知らないわけがありません。本作はたぶん事実上、任天堂黙認の2次創作といえるのでは。公開サイトも任天堂はてなさんに委託して運用しているサービスですしね。この辺り、著作権侵害親告罪であるというのが非常にプラスに働いているわけで、ネットと著作権とユーザー発コンテンツのあり方を考えるうえでの好例でもあると思って作品を見ています。ま、このあたりについては難しい問題があるので、稿を改めていずれ書きたいところですが...。