JAPET+アップルの平成16年度情報教育対応教員研修全国セミナー。

詳しくはこのページで。東京会場=東京女子大です。
http://www.event21.ne.jp/apple/education/
アップルコンピュータ文部科学省後援のもと日本教育工学振興会(JAPET)により開催される「平成16年度 情報教育対応教員研修全国セミナー:12月12日(日)福岡会場、12月18日(土)東京会場」に参加』
ということで、教育でのコンピュータの最新事情が聞ける良い機会でした。
私の場合は厳密には教員ではありませんが……。まあ、一応教えてるからいいんじゃないかと。

演題や内容は先程のサイトに譲るとして、全般的な感想を述べておきます。
だんだんコンピュータの扱いが簡単になってきて、GUIUNIXでも動くモダンOS(つまりマックってこと)でのネットブートが可能になり(東京女子大では2003年からMac OS Xでのそれを実現。また東京工業大学でもMac OS Xでのネットブートに近く移行する模様)コンピュータを管理するのは個々の管理からネットワークへの管理へ、また、パソコンの使い方を教える情報教育からパソコンでの学びを実践する教えへ移行しつつある、というのがいちばん大きな印象でした。

とくに、所沢西高校の家庭科と情報科の先生でいらっしゃる、西澤廣人先生が、今安くて簡単になったデジカメとパソコンとそれからプロジェクターを使って、やっておられた例が印象的でした。
調理実習の作品(って生徒が作った食事一式ってことですね)の配膳を各班ごとに写真にとって、反省会をするときにBGM付きのスライドショーで流しながら作文、というものです。
先生は今までのようなマルチメディア教材準備への苦労から、教材を使って教えるその場での指導力に傾注することができます。
この場合は、やることはデジカメを取り込んで、写真を選んでおくだけでしたね。
西澤先生は「ぱぱっと」「ぐぐっと」と表現なさっていました。教師が「ぐぐっと」努力して作成した教材を生徒が「ぱぱっと」解いてしまう、ということから脱却して。教師が「ぱぱっと」用意し、生徒が「ぐぐっと」じっくり考えることへの転換。

時間がなくて詳しく書くことができませんが、貴重なお話ばかりでした。
このセミナーは協力企業を変えながらもほかの地域でも行われます。
たとえば、大阪では12/25、愛知では05/1/25です。
詳しくはJAPETのサイトでどうぞ。
http://www.japet.or.jp/