東京ミュージック&メディアアーツ尚美 トロンボーンアンサンブル

この時期は何かと音楽系の大学や専門学校の卒業演奏会などが多いですね。専門学校で管楽器などを学べる尚美のトロンボーンアンサンブルを聴いてきました。
色々なアンサンブル形態で沢山の曲を聴きましたが、やはり30名以上のトロンボニスト+打楽器による「カルミナ・ブラーナ」は圧巻のひと言です! 吹奏楽版もよく演奏されますが、さすがにトロンボーンアンサンブル(というかほとんどトロンボーンオーケストラといっていいんじゃないかと……)による演奏は、迫力と均質性に濃さがありました。読響のトロンボニストさんの客演デュオと相まって、トロンボーンの新しい可能性が垣間見えたような。なかなかこれだけの人数の演奏者を集めるのも大変なので、やはりこういうアンサンブルは音楽学校の演奏会ならではだと思います。
こういうのが学生時代の想い出っていうヤツになっていくんでしょうね。


こういうのを聴きにいくと、チラシも他大の演奏会のをもらえたりします。というわけで、会場配布のチラシから音大系の物をメモ(順不同)。詳細は各音大のWebサイトに掲載されていると思うので別途ご検索下さい。なお、料金は当日と前売りで異なる場合、当日料金を書いています。


音大生の演奏会は技術的には未熟でも、プログラムや演出などが意欲的で格安なことが多いので、幾つか行けるといいと思います。今回の尚美トロンボーンみたいに「カルミナ」トロンボーン版など、学生時代にしかできそうにない演奏があったりしますしね。この中から将来の演奏家が出てくるわけですしね。
吹奏楽系のアンサンブルでの個人的なオススメは(今回チラシは無かったのですが)打楽器アンサンブル!
見る楽しみが他の楽器よりも多く(叩けば音が出る、という特性上、アクションが非常に楽しいことが多い)また、なぜか打楽器アンサンブルのコンサートってノリが良いことが多いのです! ですので、アンサンブルを普段聴く機会がないかたでも直感的に楽しめていいんじゃないかと思います。あれはたいてい、どこの音大のも楽しくやるみたいなので。


卒業シーズンなので、ステージ上でその科の卒業生にお花が渡されたりすることもあります(今日もそうでしたが)。
こういう学生っぽい演奏会っていいですよね。