インターネット=展覧会、という気づき

インターネットは、情報の受け手になっているのもいいけれど、情報を発信する方がより面白いと思う。


でも、もっとも面白いのは、情報を発信する場所を提供するヒト、なのかもしれないな。


日本で言えば。
グーグル、Yahoo!はてなlivedoormixiなんかそうだと思う。


ある種の分析能力と達観性なども必須ですし。


趣味で幾つかのサイトのディレクションをしながら、あーんなにでっかいことはしてないけど、これはこれで面白い、と思ったりしています。
場所を提供してるのは似たようなもんでしょ。


結構シャイなんだけど、そんな自分でもいろんなヒトをかいま見られるしね。


大学で学芸員課程を履修したとき、きっかけはまあ、その大学にそういうコースがあったから、だったんだけど。
モノの見せ方に興味があった、というのもあって。
4年かけていろいろ実習したり単位を集めてみて、なんとなく自分なりに分かってきたことがあって。
未だにこの資格では働いていないけれど(あとそれが重視される仕事をしたことも無いけれど)
インターネットに自分なりに細々と関わってみて、やっていて良かったなあというのは良く思います。
うまく言えないけれど、どんなサイトを見ても、全体がよく見える気がするんですよね。
これ、同じコースをとっていたHさんやKさん(読んでる?)に、聞いてみたい気がするのですよ。
学芸員とWebサイトディレクターって、扱う展示品に実体性があるかないかだけで、やってることはそっくりだ、と思いませんか?


サイトのディレクションは、ある種の学芸員的手法が必要な仕事で。最先端の雑芸員とも言えなくもないけれど。
回り道をしながら、好きなことはやれてるのかもしれないなあとも思っています。


自分自身の表現は、本当に稚拙だし。
表現者として良い物を持っている友人達が本当に素晴らしいと思うので。
なんか、面白いことを「ネットも使って」(ネットだけで完結させないのがミソ! あくまでネットは手段の一つ)やれたらな、と思いつつ。
自分自身がいまだにこの日記以外に大きなメディアを作っていない(ヒトの手伝いばかり)なのは、その辺もあるのかもしれない。
自分がディレクションしているサイトは、自分自身の表現では無いけれど、自分自身の「表現」も含まれているのかも。


なんか、それと。
吹奏楽のセカンドトロンボーンで主旋律ではないところの支える面白さにハマってることと、似てる気がする。
ファーストはヒトが居なかったら(あと、珍しい主旋律があれば)やるけど、セカンドこそが面白い、とも思っていたりもするし。自由演奏会では好きなパートを取って良いのですが、結構サードやセカンド、面白いんですよ。こないだ人手不足の感があってファーストばかり取ってたけど。唇の体力もさほどないのでね。
セカンドの吹き甲斐がある、旋律屋さんやコンダクター、ファースト吹きさんと出会えたら本当に最高だし。
(今のところ、自由演奏会でそういうヒトを必ず見つけてるので、とってもラッキー! なんであんなにウマいの?)


インターネットは展覧会になりうることと、この辺の自己発見。
何かに絡んで何かに結実することはあるのかな?