ヘラクレスと再会

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

さて、もしかしたらタポスがあるのかもしれない……! という淡い期待(?)を胸に、ピラミッドへやって来た不死身コンビ。
やっぱり、みんなここにいました! ヘラクレスさん! ロコス! シュキオン! 良かった。これでまた、不死身ご一行様として冒険できます。うれしいねえ。
ところで、ピラミッドはタポスではなく、エジプトの王様がタポスに影響されて作った物だったらしい。なんだ。でも、エジプトにもタポスはあります。もっともっと南の地方だそうです。
さあいくぞ〜! ……の、前に。エジプトショッピングモールのお買い物の成果をパーティの皆さんにご披露。そして着替えて。パーティの並び方も直して。


エジプトのタポスまではそんなにめちゃくちゃ遠い訳でもなく、さりとてすぐに着ける距離でもなく。
何度か戦闘を経験し、5人パーティでの闘い方を思い出しながら、タポスへ到着しました。やっぱり、明かりが点いているので、稼働中と見ていいでしょう。外回りをぐるっと歩いてから、地下室へ……左の柱を動かして、ひみつの階段を開放します。


ここで、ちょっと注意事項が一つ。ひみつ階段を出現させて地下室に入るときに、以下の場所に踏み込まないように!

階段の右手前、柱との間のような場所です。ここに主人公を来させてしまうと、身動きが取れなくなってしまいます! なんてことだ。ちょっとコントロールを誤るとここに入ってしまいかねないので(それくらい自然に近寄れる場所)タポスの入り口などで前もってセーブしておくといいと思います。セーブしておいてよかった……ホントに。
また、地下は「ぽわんぽわん石」だらけなのでしょうか。そして、このタポスを攻略したら、まただれかの記憶が戻ったり、パーティがバラバラになったりしてしまうのか。それとも、既にだれかが来ているのか……。


地下に慎重に降りてみると、後ろから追って来た者が……。アゴン将軍となぜか船長さん! 船長さんはどうやらわけあり(?)でアゴン将軍に協力させられているらしい……と思いたい……様子です。目を合わせようとしないし。
そして、そもそもタポスが何のためにあるのかを解き明かしてくれました。
昔あった、オケアノスら古い神々とゼウス率いるオリンポスの新しい神々との戦い。魂を分けられたオケアノス。そして張り付けにされたプロメテウス。人間に魔法の使い方を教えた罪で、プロメテウスは張り付けられているらしい……。このあたりは実際のギリシャ神話にもある話です。プロメテウスが人間に教えたのは火の使い方ですが、それを拡大して魔法の使い方、としていますね。なるほど。そして、深読みして魔法が現代に置ける科学力だとしたら……?
科学力=火を使えばCO2が生まれるように、魔法力を使えば闇エーテルが生まれる。タポスは古き神々の墓所であり、闇エーテルの集積所でもあった。だからここにはゼウスも手出しが出来ないし、ここにくるとシュキオンはやたらと落ち着く(彼はオケアノスでもあるし)。あと、エーテルメーターが闇方向に振れやすいのも説明が付いた……。プロメテウスはアテナイ王にタポス建築を命じた。そして、王は発明家として名高いダイダロスさんに実際の作業を命じた。タポス建築調査でダイダロスさんは知ってはならない裏事情を知ってしまう。昔の神々の戦い、エーテルシステムの事情、闇エーテルの生成方法、そしてそれを利用してプロメテウスはタポスを使ってゼウスに復讐を企図していることを。そんなことに手を貸してしまえば、人間はゼウスの怒りを買い、滅亡するだろう。タポスを放棄することをプロメテウスに報告したアテナイ王は、その帰り道に、プロメテウスと話をしたこと自体がゼウスの怒りに触れて亡くなられた……。


アゴンたちに先に行かれてしまったけれど、早く後を追わなくては……。いずれにせよ、タポスがあれば戦いが起こってしまうのだけは、はっきりしているのです。急ぎに急ぎ、どうにか地下4階で彼らに追いつきました。
そして、船長さんがアゴンに協力していた理由が分かります。やっぱりろくなことじゃなかった。娘さんを人質にとるなんて。よっぽどのことが無ければ、彼はこんなことをしないと思っていましたが。ついに堪忍袋の緒が切れたのか、アゴンに飛びかかった船長! しかし、一撃で撃退され、怒りを込めて主人公たちはアゴンと闘いますが……お互いに結構強い上に、不死だった!(アゴンもオケアノスの魂を引き継いだ者だったこと、すっかり忘れていました!)ありゃりゃりゃりゃ。
これじゃ不毛だ、とプレイヤーが思うと同時に、アゴンもシュキオンも思ったようでした。人を巻き込むだけ巻き込んで、戦争だけが続いて行く。せめて、闇エーテルが溜まったあげくのテュポーンの復活だけは阻止しなければならないでしょう。そして、彼自身も記憶を失っているようだというダイダロスさんを探し出さなくては。主人公はダイダロスさんが大切にしていた何かに似ているらしい、のですが。奥さん? 娘さん? 息子さん? それとも発明家だから……何となく、天馬博士と鉄腕アトムみたいに、動くロボット(?)として作った可能性も考えられそう……? そういえば、タポス内部ってゴーレムみたいな機械人形がやたら出てきますし。ロボットくらい作っていてもおかしくないなあ、ダイダロスさん。
どこかの山のタポスに行かなくてはならないこと。ゼウスの説得とプロメテウスとの和解交渉、テュポーンの復活阻止とアゴンの野望(ってまだはっきり全貌が分かってないけれど……テュポーンのことだけで彼は動いているのでしょうか……? まだ何か裏がありそう……考え過ぎ?)を止めること。バイクラシスってなんなの? ……なんか、いろいろとやることが出てきましたが。
まずは、船長の冥福を祈りましょう。
娘さんに、きちんとこの最期を伝えなくてはいけない……。そして、そのためにもこのエジプトタポスを止めなくてはならないわけです。さあ……地下5階へ……。