ヘラクレスの極限

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~

さて、エジプトショッピングモールで買い物をする不死身コンビ。主人公とエリス。


「僕らの道具で、あと足りないのはなんだろう?『滋養強壮にこの一本! ふつうのネクタル』……いや、確かに体力も魔法力もそこそこ付くけどさ、なんつーの? ネーミングがいまいち……」
「うん。『ノーマルネクタル』の方がまだ効く気がする」
「……異国の言葉に翻訳しただけじゃん」
「…………どのみち、今さら、『ふつうのネクタル』では回復力が追いつかんだろう。これはどうだ?『ネクタルオブネクタル! 極限の力を発揮して人生を切り開こう! 【極めのネクタル】 今なら特別価格でな、なんと! 1000D!! エジプト特製の酒瓶ポーチも付いてくる! これであなたも、レッツ・戦闘時も酔っぱらい!』」
「なんだよ、その長過ぎる上に意味不明なキャッチフレーズは」
「そう書いてある」
「……特別価格も何も、ベンカジでも同じだったような気がするけどな」
「酒瓶ポーチ」
「……おまけには弱いんだよなあ、僕」
「道具袋には2瓶あるが」
「……もうひとつくらいあってもいいよな?」
「……うん」
「なんだよその目は! べ、べつに酒瓶ポーチが欲しくて買うんじゃないぞっ!」
「何も言うとらんだろうが」
「あう……」


……という会話をしていたかどうかは分かりませんが、とりあえずついつい見落としがちなお酒関係から仕入れて行きます。二人旅だから結構使ったもんなあ。
それから装備品を、お金と相談しながら売買したり。いろいろ磨いてもらったり。エジプトのピラミッドに入るための許可証をパトロクロスからもらってあるし、あとは進むのみ。


街を後にして、外へ出ました。さあ、いよいよみんなと再会できるのでしょうか?
少し歩いて行くと、バラックのようなところでまたまた登場のヘラクレス将軍が立ち尽くしています。こんにちは。
どうやら、ダイダロスさんが何かしていた跡地みたいなところらしい。そういえば、と、パトロクロスから預かった笛でへったくそな演奏を披露してみると……貸してみろ、とばかりに、吹いてくれました。う、うまい! あんなにごつい外見なのに、なんでそんなにうまいんですか? これ、ダイダロスさんの笛だと思うんだけど(多分)。まるで本人みたい。パンフルートって、演奏が本当に難しいんですよ!(プレイヤーは楽器を結構持っているので、もちろんパンフルートもありますが、本当に難しいです)
バラックのガラクタには何も変化なし。やっぱり、発明品の前ではなく、ダイダロスさん本人の前で吹かないと意味が無いみたいですね。いつか出会えるのかな。会ったら、なんでこんな無茶な発明をしたのか、ちゃんとしたところを説明して欲しいな。その時までに、パンフルートを習得しておかなくてはいけないようです。たいへんだあ(いや、ホントに難しいから!)。


さて、一瞬迷子になって北西の角の方に進んでしまい、何故かあったお宝の山にほくほくしつつ、不死身コンビは南のピラミッドを目指します!