「派遣のオスカル」、おもしろい!

先日の日記で予習しておいた新番組、「派遣のオスカル」ですが、予想以上に熱い話でした。
漫画に影響されて組織と闘う話なんて、ともすれば荒唐無稽な「だけ」に終わってしまいそうなモノですが、この話での漫画ファン心の扱いは面白くもあり、説得力もあった。
原作のエッセンスをうまく取り入れて構成しているなあと。脚本家の方もそうとう智恵を絞られたのではないでしょうか。
ベルサイユのばら」を読んだことがないヒトでも、あらすじをうまく紹介しているので、多分それほど違和感がなくお話に入れるかと思います。


派遣などの非正社員と正社員、同じように仕事をしていてもお給料が違う……ということは、私自身も感じていますし、よく話には聞きます。だから正社員が憎いとかうらやましいとかっていう話に行きがちですが、このドラマではもっと問題視するべきは会社のあり方であり、政治であると、もっと上の人たちに目を向けることを訴えています。
実際、フランス革命がそうだった。搾取する貴族を襲い滅亡させるのでは問題の解決にならない。そうではなく、その国のあり方を考えなくてはいけないというのが、フランス革命だった。


このテンションをうまく保ちながら、漫画を取り入れつつリアルなままで残り5回のストーリーを進めていってほしいです。
俳優さんたちの演技も浮いていなかったし、わかりやすくてよかった。
明日の17時からNHK総合で再放送です。


さあ、来週も「弾こめ〜進撃!!」