GaragebandでSoundFontに対応しているAudio Unitsモジュール「bismark」シリーズのフリー版「bs-0」を使うと……ダメでした。

http://d.hatena.ne.jp/Yuny/20121020/p1
の続き。
Mac OS X 10.8.2のGarageband6.0.5で、フリーのサウンドフォントを「bs-0」に組み込んで曲を作っていたんですが、不具合が多すぎてこの方法(サウンドフォント使用)はあきらめることにしました。
トロンボーン系のいくつかのサウンドフォントを試してみて、全部ダメだったので……。
記録を残します。

不具合その1)突如、爆音が発生してびっくりするだけでなく音が出なくなる

エフェクト「コンプレッサー」をオフにした瞬間に爆音ノイズがガツンと一瞬発生し、イヤフォン越しに耳がキーンとなって痛かったです。痛いだけではなく、そのあと再生してもいっさい音が出なくなるので(Mac本体の警告音も出ない)Mac OS X自体を再起動しないとダメでした。

不具合その2)音のLRが調整できない

何故かサウンドフォントの音源だけ音が左に大幅に偏ってしまい、しかもGragebandのLR調整でもまったく改善されず。「bs-0」はフリー版なのでLR調整機能はそもそも使えなかったですし。

不具合その3)MIDIファイルで音を指定した部分は音が出てくれない

もともと、別の作曲ソフトでMIDIファイルに書き出したモノをGarageBandに組み込んでいたのですが、その部分は音がまったく出ません。

特に、1)の爆音バグは心臓が止まるかと思いました。ほんとに。
仕方が無いので、GarageBandのJamPack Symphony Orchestraにあったホルンソロの音源をもとに、エフェクトをかけてトロンボーンっぽく加工できないか、調整してみることにしました。
チューバの音源でやってみたら、どうしてもユーフォニアムまでしかできなくて。ホルンの方が音の輪郭があるので可能性を感じて。
今はいくつかトロンボーンソロのクラシックCDを聴いて、音源のイメージを頭に叩き込んでいる所です。
もちろん、生演奏ではなく電子音である以上は限界がありますが……何とかならないかなあ。金管楽器の音色を生み出す二つの形状システム=管体が円錐なのかと円筒なのかの差は大きくて、なかなか苦戦しています。ここは越えられない壁なのかもしれない……。
そもそも、GarageBandのJamPackの音源ファイルって、どういうファイル形式なんでしょう?

/Library/Application Support/GarageBand/Instrument Library/Sampler/Sampler Files/Tuba Solo

に、いろいろなtubaの.wav音源ファイルがあるから、生音とかで各音を収録したモノをプログラムで加工しているのかもしれないですが……。よくわからないなあ。あれでトロンボーンソロも出してくれていれば……。
GarageBandのソフトウェア音源とその設定の場所 - メモ用紙Garagebandの各設定ファイルのパスを紹介していました。scientreさん、ナイス。
あと、個人で手の届く価格帯で音素材を探してみていて、こんなのを見つけました。

初音ミクで有名なクリプトンヒューチャーメディアって、電子音源ファイルも輸入販売していたらしいですね。体験版も置いてるので、Garagebandで使えるか試す価値はありそうです。ダウンロード販売だからお店に行かなくてよくていいなあ。


それにしても、本当に爆音バグはびっくりした。あんまりびっくりしたので、リラックスを求めて甘味メニューを追加発注してしまいました(作業していたのが夜間のモスバーガーだったり。お汁粉、美味しかったけど、きんぴらライスバーガーは品切れで泣いた)。