染の小道

ここ数日…いや、10日以上、喉の風邪をこじらせていたのだが、ようやく治ってきて。
仕事以外での外歩きも出来そうになったので、友人と中井駅周辺の『染の小道』を廻ってきた。
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今日は天気も良く、穏やかな弱風。昨日は強風だったから余計にありがたし。
このイベントを知るまでそもそも知らなかったのだが、新宿区の北西部、落合〜中井といった妙正寺川流域では染物が盛んだったらしい。言うまでもなく、布を染め、布を洗うには、きれいな水が流れていることが重要だ。今も染物工房があるようだ。
で、染物といえばまずは反物。このイベントのために学生さんや職人さん、また子供達が染めた布を川の上に何10本も掛けて野外展示する。これはやはり風情があって壮観で。一度、ドローンを飛ばして下から見てみたら面白そうと思った。

また、商店街では、今回のために色々な作家さんが染めた創作のれんをあちこちで観られる。
アーティスティックなものもあるが、お店に合わせたデザインも多く、色々な作品を楽しめた。
中でも個人的に見事だと思ったのは、鳳凰をデザインしたのれん。

とても美しかった。
川の流れる音って、そもそも癒しの効果があるように思う。工房見学ができる『二葉苑』ではとくによく聞こえた。こんな音を聞きながら、デザインを考え、染めものをしていたら、良いものが出来そうだ。
街がのれんに反物にの美術館になった。小学校で展示や染め体験コーナーもあり、学び歩く良い1日だった。