『ダイ』、ソシャゲになる……しかし。

昨年からアニメ化された『ダイの大冒険』。先日からソシャゲとして配信開始になりましたっと。
さて、以下、ダイのコミックス最終話までとゲーム版のネタバレ全開と主観全開でお送りします。ご注意ください。
さてさてさて。ついにコラボではなく単独タイトルでダイが正式にゲーム化。ジャンプ界隈・ドラクエ界隈で出演はちょいちょいあったのですが。これは素直に喜びたいところ。ただ、ソシャゲになっちゃったので課金には要注意ですが……。
ところで、今作はプレイヤーはダイではなく、もう1人の世界の勇者として参加する形になっていますね。この世界にまで魔王が現れ、危機に陥っていると。
で、いきなり勇者やれったって右も左も分からないので、アシスタントが付いてくれますね。『ピラちゃん』という。見た目は【ピ】ンク色のド【ラ】キーちゃん。
まあ、本家の方の【ゴ】ールデン【メ】タルスライムが『ゴメちゃん』なので、これはこれでありかな、と。
で、主人公の世界は『ダイ』と世界地図がそっくり。どうやら(この言葉での言及はないですが)パラレルワールドのような感じで、ここを死守することはダイ世界を守ることにもつながるらしい、と。
そのあとは色々あって、主人公の世界にてダイと仲間たちも助っ人してくれるし、主人公もダイたちの世界で密かな仲間としてモンスター退治を助力していく訳です。
ですが。
現在配信中のメインストーリーをひととおり(ちなみに、フレイザードが死火山にカツを入れちゃうあたりまでです)クリアしたところで、主人公の世界にも大きな試練が。何やら、謎の神殿が世界6箇所に落ちてきて大変なことになるらしい。その中はモンスターだらけなので、こちらの攻略も必要になります。
で、落下するであろう場所の世界地図が表示されるんですが……これがまた、例の『ピラァ ・オブ・バーン』そっくりな配置(現在、言及はありませんが!)。
どこまでも相似形な2つの世界なのですが……ふと気がついてしまった。
もしや。
このピンクドラキー氏、敵のスパイではあるまいな?
根拠は名前です。
ピンクドラキー→ピド、でよかったはずです。なぜピラ?
 その方がかわいいから?
『ダイ』世界に落とされた最終破壊兵器は『ピラァ ・オブ・バーン』……。そんでもって、ピラちゃんは、自分はドラキーじゃないって言っていた。ピラちゃん、ピラァ ……つながりはないのでしょうか??? 何で落下予測地点かのような具体的な世界地図が表示されたのでしょうか。あれは単なる妄想図とは考えにくい。考えられるのはピラちゃんは未来を知っているか、計画を知っているか、どちらかしかありません。
もしつながっているならば、こちらの世界を下手に攻略されるより、水先案内人のふりをして絆の勇者の監視をするために、こちらの世界の魔王から派遣された使い魔? なにしろ、ピロロとキルバーンという前例があります。仲間として信じていいのか。
あと、たしか、『ダイ』の世界って、もともと大魔王的な存在はバーンだけじゃなかった。かつてダイの父上であるバランと死闘を繰り広げた冥竜王ヴェルザーと、設定上はもう1人の魔王がいたと聞いたことがあります。彼らが世界の覇権を賭けたギャンブルを行い、負けたヤツは石化する呪いをかけあったのだと。ダイがバーンを倒した時にバーンは石のようになった描写がありましたが実はそのためらしい(これ、ダイ界隈を少し調べたら出てくる裏設定っていうヤツなのです。マンガ内にはもちろん言及なし)。もしや、主人公の世界のラスボスはこの時の第三勢力の首魁では?
ピラちゃんのしっぽにくっついている謎の鍵。『ダイ』世界の仲間を呼べるようになるごとに反応していますが、これ、進行状況を魔王に知らせるためのアイテムだったりして……。全ての神殿が落ちたら、この鍵を使うことで『ダイ』の世界にも『ピラァ ・オブ・バーン』が、落ちるとか、ピラァと神殿が繋がるとかありそう。
何にしても。
ゴメちゃんの正体が単なるスライムではなかったように、ピロロがただの見習いピエロじゃなかったように、ピラちゃんの正体も、きっとものすごいヤツではありそうです。
妄想全開でお送りしてゲームシステムに全く触れていませんが、ゲーム自体は面白いです。じっくり練った感じでよくできています。
ソシャゲなので課金される方はお小遣いとよーく相談しましょう。ダイ破産なんて冗談ではありません。そんなことやったら逆にアバン先生に怒られそうです。ほどほどにしましょう。