引き続き、「スマトラ島沖地震」の更新。

東京は雪が舞っています。ちょっと心和みます。おてんとさん、あんまりご無体なことはもうなさらんといてな。
今、ポイント貧乏なので情報探ししてますです。(苦笑)暇ができたら回答とか購入とかに行きたいけど……。
個々の日記にサイト情報を書いていただいているはてなユーザ様にはトラックバックで失礼します。勝手ながらありがとうございます!

それから、IT Mediaで、はてな義援金を取り上げていました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/28/news043.html

【ガラスの仮面を最新刊まで一気に読もうよテキストライブ】開催告知。

お好み長編漫画倶楽部ガラスの仮面で参加します。
id:Yuny:20041217#kamenで予告していたテキストライブですが。このタイミングでないと冬休み中にやれない気がする……。展覧会とか田舎に帰るとかあって、忙しいッ! です。16:00(予定)より、「ガラスの仮面」を一巻から読むテキストライブをします。さっき別件で電話した友人のwhiteshuloさんにせっつかれました。(苦笑)はい、やります。
で、在庫を整理してきました。今持っているのは、ちょっと変わった構成になっていて。
文庫で1から9巻。(はじめ〜芸能界でマヤの母親が亡くなるまで)
月刊ガラスの仮面で第6号〜第14号。それからさきごろ発売された花とゆめコミックス☆42巻★です。
区切りは純粋に、一巻ごとにし、hrタグで線を引いて下の記事と区別し、下から更新します。上に線が引いてありますよね。区切りごとに、感想を短く書いていきます。
それから、文庫や月刊なんて持っていないという方のために、巻の最初のせりふと最後のせりふで区切ります。ファンならそれで分かると思います! (ホントは花ゆめ版の対照表が欲しかったんですが、人力検索で見つから無かったのでした)
どうしても分からない場合、以下のリンクから探せばおわかり戴けると思います。

BGMは、バッハのオルガンです。はまぞうに無かったので、サイトを書いておきます。試聴もできます。

何でバッハって。音楽の基本はバッハだし。演劇の基本は「ガラかめ」だし。(いや、それは違うだろ)でも、バッハのオルガンって、炎の演劇修業録である「ガラスの仮面」にぴったりな気がしませんか?


それから、今回読むに当たって、まじめにテーマを決めました。
テーマは「デバイド」です。格差とか、差とか、違い、というような意味ですが。
先日(id:Yuny:20041220#divide)「デジタルデバイドの解消」を人生のテーマに選びましたが、その一環でもあります。マヤと亜弓の差とか、桜小路との差とか。もちろん、真澄とマヤの差とか。(今回、登場人物は敬称を略させていただきます)十分にヒントがあると思います。


それでは、もうしばらくお待ちください。16:00までに雑用を片づけます。
人力検索question:1103517189)でお世話になったid:coloさん。お待たせしましたのトラックバックです。

「ガラスの仮面」文庫1巻感想

収録:「北島マヤは一見平凡な少女だった」〜「はじめに気持ちがあって……!」
想像力のマヤと表現力の亜弓。この言葉は一言も書いていないけど、結局そういうことだ。一巻から徹底していると思いました。この両輪が演劇における創造力を支える。でもこりゃ今晩徹夜かも……。


「ガラスの仮面」文庫2巻感想

収録:「自分の好きな編み物とピアノだけに生きる日々……」〜「うっ!」(「たけくらべ」を見に来た亜弓のセリフ)
障害があればあるほど燃え上がるマヤの情熱。たけくらべの亜弓版で終わっているので、比較するのもあれだが、台本を完ぺきに読み解く亜弓と、台本から創り上げるマヤというところ?

「ガラスの仮面」文庫3巻感想

収録:「観客達のこの真剣な表情…」〜「うっ!」(左足を縛ったマヤを見て)
この巻の読みどころは何といっても「ジーナと5つの青い壺」の独り芝居。たった一人で1時間45分もやり通す。まあ、現実的にいえば打ち合わせほとんどゼロでこれはあり得ないが、実際に見てみたい芝居の一つである。

「ガラスの仮面」文庫4巻感想

収録:「きみ…その格好は…?」〜「どんなことでも力になりますよ」
「王子とこじき」の亜弓対「おんな川」のマヤ。客を劇を成功させる方向に掴めた亜弓に対して、舞台荒しになりかねない存在感だったマヤ、ということで、勝ち負けをつけるなら多分亜弓の勝ち。しかし、簡単に割り切れないものも。独自の存在感というものは舞台役者の大きな武器だ。

「ガラスの仮面」文庫5巻感想

収録:「へえ! じゃあマヤちゃんがキャサリンを?」〜「チビちゃ…」
このあたりから本当に面白くなってくる。タイトルの「ガラスの仮面」のゆえんを麗が語り、亜弓とマヤの同舞台対決も。生き甲斐を舞台に見いだしたのはご両名ともそうなのだが…。展開をしっていても続きを読みたいのでつぎ行きますか。

「ガラスの仮面」文庫6巻感想

収録:「まてチビちゃん何を…!」〜「いつかきっとしのいでみせる……!」
ふたりのヘレン対決。「奇跡の人」のオーディションの巻。三重苦の掴み方が面白い。亜弓は障害者施設でのボランティア、つまり観察と理性で創り上げてきた。マヤは自分自身の視覚・聴覚・言語を封じ、内側から変化させて掴んだ。それで二人とも、同じように急な音にも反応しないヘレンをとなっていった。一つの役を掴むのに、方法論は一つとは限らない。

「ガラスの仮面」文庫7巻感想

収録:「いや、わたしはだんぜん姫川亜弓を押しますね!」〜「ママ…」
やっぱり何回読んでも、「奇跡の人」の勝負は面白い。別解釈で2回も演劇を誌上体験できるなんて、かなりゼータクな1巻です。それにしても、半ばアドリブだったマヤ版のを舞台で見てみたいなあ。一度も見たことないんですよねえ。タイトルはよく聞くけど。

「ガラスの仮面」文庫8巻感想

収録:「『奇跡の人』マヤと歌子のコンビは 日を追うごと 回を増すごとに 話題を広げていた」〜「いや それより医者だ!」
芸能界編。個人の魅力と新鮮な演技のマヤと、類いまれな表現力と完ぺきな演技の亜弓。何しろこの巻ですごいのは、じつは演劇への打算で恋すらする亜弓ではないかと。恋する目を盗むためにオトコを誘惑するなんざ、一歩間違えれば悪女になりかねん。マヤはけなげな感じですな、その点。

「ガラスの仮面」文庫9巻感想

収録:「誰だ? パイの中にガラスの破片を入れたのは?」〜「あの子の母親が死んだなんて……」(本当はもう少しありますが月刊ガラかめがこの次からなので)
白い魔境って、きっと画面全体が白いんだろうなあ。実際に映画を見たら目が痛そう。それにしても、芸能界は怖いところですね。この世でもっとも怖いのは実は人間の悪意かもしれん。芸能界ものの少女漫画では、この種の汚い罠は付き物ですが、ガラかめの罠はトップクラスに汚いんじゃないかと……。続きからは月刊版です。1冊に500Pから600P位収録されているのかな。文庫の倍くらいになります。
この続きはid:Yuny:20041230で。