「ガラスの仮面」文庫6巻感想

収録:「まてチビちゃん何を…!」〜「いつかきっとしのいでみせる……!」
ふたりのヘレン対決。「奇跡の人」のオーディションの巻。三重苦の掴み方が面白い。亜弓は障害者施設でのボランティア、つまり観察と理性で創り上げてきた。マヤは自分自身の視覚・聴覚・言語を封じ、内側から変化させて掴んだ。それで二人とも、同じように急な音にも反応しないヘレンをとなっていった。一つの役を掴むのに、方法論は一つとは限らない。