デジカメ情報にふらふらしつつ買う動機と、待っててGRD宣言!

とかなんとか(前エントリ参照)いっておいて、今日は午前中の用事が予想外に延びてしまって、ガンダム展と買い物はキャンセルに。時間配分に失敗したけれども、寒いからヨシとしました。ガンダム展の会期終了が近いですが、なんとか時間を作っていきたいと思います。


その時間でネットでデジカメを物色していて、「GR DIGITAL」は自分にはまだまだ不相応とはっきり自覚しました。味わいのある系統のクセが強いカメラを使うには経験がまるで足りない足りない。あと、もちろん価格とかも二の足を踏ませた原因。7、8万もしますからねえ。調べれば調べるほど、きちんとしたコンデジ(コンパクトデジカメ)ファーストモデルとしてはレベルが高すぎた。(デジカメそのもののファーストモデルはAXIAの初代eyeplateなんですが、Mac OS X非対応のため、このところ使っていないですね。もともとあれ、ファインダーと実際の写真の視野が違いすぎて近接撮影では使い物にならなくて最近は使っていませんし。風景の味わいは好きだし、よくも悪くも予想外の写真が撮れるので売りに出す気にもならず……)


たぶん、「GR DIGITAL」はコンデジ界のMacintoshみたいな機種なんだろーなー、と思いつつ。いつかは胸を張って買ってみたい物ですね。あれを使いこなすにはG4マシン+Photoshop CS2は欲しいし(RAWデータ対応その他のため)今の自分には手が出ないです。もうちょっとカメラに自信をつけてから、貯金して買いたいと思っています。
メーカーさんも長く売りたい機種のようですし、もともとGRカメラっていう伝統のある銀塩出身らしいし。また、そのうちにね。待ってて欲しいなと。今の自分では機能に振り回されそうな気がして。


ということで、きちんとしたファーストデジカメとして選んだのは、FinePix F11になりました。
もともと、FinePix F10が出た時から何となく狙い目の一つにはしていましたが、あの頃は何故か何となく買っていなかったもの。結果的にモデルチェンジ版が出るのを待っていた格好に。


この画素数では比較的廉価な価格帯でありながら、マニュアル撮影機能が付くようになって、露出や絞り、シャッター速度のこととかをある程度とはいえ実践的に勉強するのにも使えそうですし、F10のころ話題になった高感度さはそのまま活かされているようなのですね。
CMではディズニーランドの夜景を撮っていましたが、この画質ならナンジャタウンでも水族館でも行けるのではないかな?


それと、価格にも驚きました。別に実売価格がどうとか言う話じゃなくて、お店によってこんなにピンキリなのかなあと。
kakaku.comでも
http://www.kakaku.com/prdsearch/detail.asp?PrdKey=00500810909
35,580円で売っているところもあれば、47,000円の所もある。


ちなみに、デジカメが欲しかった理由は、いろいろです。
ブログに載せる写真記事をケータイ経由でって言うのも疲れたし、いろいろ勉強したから、今年の締めに自分にちょっといい物をプレゼントしたかったというのもあるし。カメラで物の見え方を学んだりする必要がいっぱいあることも、仕事を通して感じたことです。
自分は何をどう見ているのだろう、そんなことも分かっていなくて良くもまあDTPの指導なんかできたもんだと。美術系の方々とお話しすると、物の見え方の多面性に非常に驚くのですが、それもそのはず。よく静物画なんてありますが、一見つまらないリンゴの一個、お花の一輪からあれだけの存在感、魅力、美を引き出すには、美しい物を100も1000も知っていなければできない「わざ」で、彼ら彼女らはそういった訓練を若いうちに積んでいるのですよ。それを思うとゴッホのひまわりとか、私はゴッホのことはほとんど知らないけれど、穴があくほどひまわりを見つめ、ひまわりに見とれなければ、とてもじゃないけど筆はあんな自在には動かなかったはず。モネの睡蓮にしたって、あの睡蓮の庭は絵の為にわざわざ造った物らしいし、そこまで物の見た目の美に惚れたことは自分には無く、せっかく東京という表情の豊かな街に住んでいるのに、無茶苦茶もったいない気がしてしょうがありませんでした。
そんなわけで、絵筆を持つまでには至らない自分にとって、絵筆になりそうな物がデジカメかなと。
F11が届いたら、ゆっくりカメラを学んでいきたいと思っています。