バレーボールはアタックだけじゃない。

新宿エルタワーの28階には、写真機メーカー「ニコン」のサービスセンター(ニコンプラザ新宿)と、それからちょっとした展覧会ができるギャラリーがあります。
ときどき覗きに行くのですが、本日は大学バレーボールの裏方をテーマにした、珍しい展覧会をやっていました。
バレーボールの写真自体、こうしてまじまじと見る機会はそうそうないと思います。
そして裏方……つまり、アタッカーだけでなくレシーバー、リベロ、コーチ、そして記録やモッパー*1などなど、普段光が当たらない人々を中心とした面白い作品でした。こういう人たちが居るから、バレーボールは成り立つのですね。
個人的に面白かった写真は、背中の後ろで片手によりサインを出している写真です。たまたま写真家の方とお話しできたのですが、アレは次の攻撃はAクイックだとかそういう合図なのだそうで(プレイしたことがないからそういう解説はありがたいです)。いろいろな写真がある中で、「何としても次は勝つ作戦だ!」というような意志が片手に込められているように思い、とても印象的でした。バレーボールは全身運動ですが、頭脳戦、チーム戦でもあるのですね。


バレーボールをはじめとするスポーツに興味がある方、ひそかな裏方シゴトをしている方、そして動いている物を写真に撮るのが好きな方などに特にオススメです。会期は22日まで。


くわしくはこちら。

写真展名
倉持 永展「バレーコートを熱くする、影の演出者たち」
開催期間
2007年1月16日〜2007年1月22日
開館時間
10:00〜19:00(最終日は16:00まで)
開催場所
新宿ニコンサロン bis(新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内)
作品点数
カラー30点/モノクロ10点
入場料金
無料

*1:試合のちょっとしたスキ間時間を使ってコートのモップがけをする方