ザ・マジックアワー

渋谷で映画「ザ・マジックアワー」を見てきました。映画館で大笑いしたの、かなり久しぶりかもしれない。大丈夫か私。


ともあれ、お話をざーっとまとめると……本人が知らないプライペート・アクトレス? みたいな。ちょっと違うか。


とある事情で命が危なくなってしまったとある人が、とある幻の重要人物を5日以内に発見して連れて来ないと命が無い! というところからお話は始まるわけですが。で、売れていないけど演技力は本物な役者さんを巻き込んで、とある幻の重要人物を演らせる……事情は教えずに、映画の撮影ってことにして……。
ネタバレしないように紹介するとこうなるなあ。


まあ、映画の中で映画を撮影していることにしているお話なので、「カット!」とか「撤収!」とか言ってるシーンをさらに映画として撮影していて本当の監督さんが「カット!」とか「撤収!」とか言ってるわけで、撮影現場を想像すると2重3重に笑えます。まじめな話、映画みたいな映画だったなあ……。


どこまでが「映画」な話で、どこら辺が「現実」なのか。
随所にあるコトバのダブルミーニングがハマり過ぎて本当に面白かったです。


ラストのどんでん返しはかなりあごに来ました! 笑いすぎや私。
でも、確かに一番の被害者(?)のことをすっかり忘れてた!
映画が泥臭く好きなヒト、それから、最近笑ってないヒトに激! オススメ!


ちなみに、タイトルの「ザ・マジックアワー」って、これから手品が始まります〜な時間……のことではなく。夕方の、宵の口。夜に移り変わる直前くらいの時間のことです。確かにあの時間は私自身、趣味で風景写真を撮影しているときも一番好きな頃ですね。夕闇のオレンジから紫、藍色に町が染まって、一番キレイな奇跡的な時間。


もしも今日のマジックアワーを見られなかったら……また、明日を待てばいい。
そのとおりでございます! カット! 撤収!