参院選にも出掛けよう

今日は参院選だ。
思わぬ事件もあったけれど、それはそれ、これはこれ。変に民主主義の危機だとか、煽るマスコミとかに毒されないように冷静に判断したい。
ところで、前々から日本の投票率の低さがイヤでしょうがないのだけど。
子どもの頃『ベルサイユのばら』で、世界史的に見れば、民主主義の成り立ちが血に染まっていることを学んだ。選挙に行かない選択肢は、自分には一生ないと思う。
複雑な世の中だけど、今は争点を整理してくれて自分の考えに近い政党を選ぶヒントをくれるサイトさんとかもあるし(いわゆる政党マッチングサイトってやつ。諸派や無所属候補者は対象に当たってこないことが多いけれど)。政治なんかよー分からん、とか、選ぶのに迷ったらそういうところを使ってもいい。
まあ、オスカルやアンドレ、ロザリーだったら、ごく普通に選挙に行ってるだろ。むしろオスカルは自分が立候補してるかもしれないなぁ。
で、漫画の話ついでに。勝手に、オスカルが政界に入っていたら、っても感じてるキャラクターが赤石路代先生の『市長 遠山京香』なんだけど。現場主義で市民のために生きてるってあたり、オスカルっぽいなと。赤石路代先生の作品というと「政治家は命も張る仕事」って名言がある。それが『サイレント・アイ』に出てくる政治家の首藤さん。元モデルの新人カメラマン槙村愛梨は、チェチェン取材で行方不明になった恋人の九島大樹を待ちながら日本で腕を磨き、様々な事件に巻き込まれる。事件解決のヒントは、大樹が残していったニコンF5が教えてくれる。フィルムの17枚目に誰も知らないはずの真実が写る不思議なカメラだ。
デジカメ以前の時代だから成り立ったストーリーではあるけど、話自体は今読んでも面白い。
とある取材で出会い、選挙ポスター用の撮影を依頼してきたのが政治家(市会議員)の首藤隆司。3巻で登場したその彼のセリフが「政治家は命も張る仕事」。彼のエピソードはO-157発生への迅速な対処というものだった。
さて、漫画の話はともあれだ。投票率、60%(半分以上って意味)位は行かないと本物の選挙じゃないと個人的に思うんだけれど。今回の参院選はどうだろうな……。
現在の日本の選挙制度上、選挙に行かない=与党への消極的支持、にもなっちゃうんだけどな。
選挙に行かないヒトはそれで納得しているんだろうか。ホント信じられない。現与党がイヤならそれなりの意思を示して欲しいし、現与党、または野党に賛成ならそれはそれで投票行動で応援するのが筋だろう。
選挙無視は、社会から見て貴方は何を考えてるんだって話になる。何より選挙権の歴史に失礼だ。民主主義の成立の上で、何人ヒトが死んでるって話なのだ。
さて、行ってくるか。やっぱり暑いので気を付けつつ。投票したら、ちょっとコーヒータイムもいいと思うしね。暑い日に外で飲む缶コーヒーが好きなの、わたしだけかなあ。