Word→PDF→AcrobatでEPS→IllustratorでWMFに変換するとパスが汚くなる

もとのファイルをWordからPDF化し、さらにAcrobatでEPSに書き出し。それをIllustrator CS4で読み込みしてみた。
元データは「MS P明朝」、サイズは10.5ポイント。


以下はそれぞれ3600%に拡大した表示をこの日記上では幅500PXに縮小表示。各画像をクリックすると拡大して見られる。


フォントはEPS化した時点でアウトライン化されていた。EPSではきれいな明朝体に見える。


しかし、Wordで使うドローデータとして書き出したいために、WMF(Windows Meta File)に変換すると、以下のような状態になってしまう。

明らかにパスがゆがんでいる。これでは別物だ。


たとえば拡大縮小機能で「線幅・効果も拡大縮小」として400%に拡大してWMFに書き出すと、以下のように比較的にきれいなパスにできる。

でも、もとの「MS P明朝」そのままのパスは保てないらしい。よ〜〜く見るとゆがみがある。「京」の下中央のハネ部分など、無残である。
WMFに変換するときに、パスをいい加減にする非可逆圧縮(?)でもかかっているのかもしれない。または、PostScriptでのパス描画(ベジェ)ではない形式でWMFファイルでは曲線を描いている計算式が違うものなのかもしれない……。今は調べている時間がないが、いずれにしてもサイズの小さなIllustratorオブジェクトをWMFで書き出したいときには注意が必要だ。
EPSをWordで読み込めればかなり状況が変わるかもしれないのだが。