ひと仕事と再会と

午前中はたまにしか手伝えない祖母宅の家事をこなしてあわただしく過ごした。
お仏壇の仏具を金管楽器と同じ要領で、金属磨き剤を使ってピカピカに磨きあげたら、祖母は大いに喜んでくれた。やっぱり、すすけているよりは、ピカピカのほうがずっといい。そういうことも金管楽器と同じだ。
天気も久しぶりに晴れてくれて、布団がフカフカになった。玄関先もクモの巣を退治したりきれいに掃いたりして、それなりにさっぱりさせてあげられたと思う。


午後は、久し振りのいとことの再会。とはいえ、相手はしゃべらないわけだけれど。
親戚の皆さんはそれなりに元気には過ごしていたみたいではあったけれど。
やっぱり、この子の顔がないのはなあ……。おばも、元気そうに見えたけれど、実際は元気というよりは気丈という方が近いようだった。まあ、それはそうか……。


また夕方には東京に戻った。バタバタと忙しく、違う天井の下で眠って、不思議なお盆休暇だった。