- 金曜ドラマ 派遣のオスカル〜少女漫画に愛をこめて|NHKドラマ
原作コミックはこちらです。この第1夜(第1話)になっている作品がドラマになるようです。
- 作者: 松田奈緒子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/02/19
- メディア: コミック
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いわき旅行で見てきたエカテリーナ二世のディナーセット展について調べるついでに見ていた池田理代子先生のサイトのBBSでこの番組のことを知り、たまたま立ち寄った本屋さんでぱっと目に留まったので衝動買いしてきてしまいました。
そして一気に読んでしまいました。
正直、絵柄は好きなタイプではなかった。でも、心に刺さる絵柄だと思えました。そして、少女マンガ心があるオトナたちなら、きっと分かる感じがする。パワーがあるストーリーだなあと。
少女マンガに出てくるようなヒロインもヒーローも、現実にはなかなかいないって、女の子たちはこころのどこかで分かってる。
でも、そうなりたいし、そういうひとがいたらなあって思うからこそ、少女マンガを読む。
夢は儚いのか? そうじゃない。理想をどこかに持っていれば、少しでもそれに近い人生の選択肢を見つけて行ける。
目標をいだくことの大切さを知っているヒトなら、少女マンガをバカには出来ないと思う。たしかに恋愛が成就するストーリーがジャンル的に多いけれども、恋愛をテーマとしたサクセスストーリー、あるいはアンサクセスストーリーの宝庫が、少女マンガなのだと思う。コイバナばかり描いてあって狭いと思うのは早計かと。美少女戦士セーラームーンは恋心ひとつで全宇宙を救った。ものすごいSFファンタジーロマンだったのだ、実のところ。
えーっと、なんか道を踏み外したようなことを思わずつぶやいてしまいましたが……って、はてなダイアリーはTwitterじゃないけど。
ともかく、だ。
「もしもオスカルなら……!」というのが、「もしも三井寿なら……!」でもいい。厳密にはアニメだけれど「ナウシカだったら……!」でもいいと思う。
『漫画のだれかだったら、いまの自分の人生どう選択するだろう』ということを一度でも考えたことがあるヒトなら、きっと心動かされるだろう、そんなコミックでした。
サイトを見る限りでは、ドラマ版も期待大です!