「ダーティ・ペア」読破

ふと思い立って、高千穂遥さんの「ダーティ・ペア」を図書館で借りてきてこの5日で全部読んでしまいました。面白かったのは面白かったですね(ただし、「ダーティ・ペアFLASH」は借りていません。頭が混乱するので未読)。読んでわくわく、スカッとする。


でもなあ、SF世界でヒロイックファンタジーに行ったのはユニークでいいし、少々強引ながら豹頭戦士の登場も某サーガを彷彿とさせて面白いとして、後半(聖獣闘技)のストーリーはちょっといただけなかったような。人間が多過ぎてダーティペアらしくない。
どうせならリアルとバーチャルの問題や、RMTの未来世界的解決を見てみたかったなあ。


冷凍睡眠に陥る前までが本当に面白い所だと思いました。彼女らふたりは悪くないのに、結果として提訴された事件は解決していても惑星も破壊されちゃう辺りが。
あと、だんだんケイのユリに対する悪口が不快になっていってました。バランスがあって、ブチブチいいながらも相棒を認めているのがケイだと思っていたんですけれど。


でも、わくわくする感じ、つい続きを手に取ってしまう感じはやっぱりすごい。ヒロイックファンタジー編以降、続刊は出ていないようですが。またふたりと一匹の活躍を見てみたいです。