熊本県立盲学校アンサンブル部「ジャンヌ・ダルク〜8つの打楽器群のための」のDVD入手

吹奏楽が好きな自分が、目のことを考える……というと、2004年度の全日本アンサンブルコンテストで金賞を受賞した熊本県立盲学校の名演奏が思い浮かびます。
最近、やっぱりちゃんと見ておきたくなって、当時のDVDをネットで購入して鑑賞しました。
映像の力って偉大です。演奏者の皆さんが、本当に物理的には見えていないというのがよくわかります。でも、耳で見えていたというのか、縦の線が合っているどころの話ではなく。迫力でした。
演奏が終わった瞬間の感無量な感じも、よく伝わってきました。演奏後の礼がなかなか出来なかった演奏者の方がおられて。分かるような気がします。自分の全国大会も演奏した後、起立するのが遅れたような気がする……終わった〜って感じでいっぱいになってしまって。
当時、演奏会場でこれを聴けた人たちは、本当にラッキーだったでしょうね。楽曲からしてオリジナルで、地方予選・本選などから追いかけている人でもない限り聴いたことが無かったはず。まさに自分たちのため、8人のためのステージだったのです。


それにしても。DVD化されても、当のご本人達は見られないんですよねえ……。仕方がないことですが。
音や匂いや緊張感などの思い出として、心の中にあるのでしょうね。
ともかく、この映像が全国のどれだけの演奏者を勇気付けてくれているか、その価値は測り知れないと思います。