今週のお題東北地方太平洋沖地震−−いわき市民を風評被害から助けてください

福島県いわき市の友人が、茨城県土浦市まで自主避難してきているという連絡が入りました。
理由は、屋内退避命令が出てから物資が届かなくなり、風評被害いわき市がゴーストタウン化しつつあるためです。
家が壊れていないので被災者扱いされず、派手に破壊されていないから被災地としても報道されず、原発を恐れてモノが届かず、ライフラインの復旧作業が進まず。

友人によれば、いわき市内では、たとえば子どものミルクにも困る状況になっているそうです。家があってもモノがないため、仕事も出来ない*1
しかし、いわき市内の放射線量は現段階では健康に問題がない量なのです。

にある通りです。
放射能を帯びたチリを多少帯びたとしても、拭いたり洗ったりすれば落ちます。詳しくはこちら。

あと、当然ながら放射能は人には感染しません。
何かのウイルスみたいな病気じゃないんで。


なので、対策方法はしっかりあります。
私見ですが、このままでは無知と偏見ゆえに、本当に餓死者が出るかもしれません。そこまでくれば人災です。


いま、いわき市にいるのは、ガソリンがない人、高齢者、公務員といったところ……。
この人たちに移動手段やガソリン、生活物資などを公的機関から提供し、生活を保証するなり、避難が必要なら避難しやすくするなりの方策を、国は実施するべきではないでしょうか。


また、これはいわき市ではありませんが、南相馬市では自衛隊員も退去命令を受けたようです。原発問題のために、住民を置いて……。


どうか、原発付近の人たちを見捨てないでください。
注意事項を守れば、普通に行ける。


彼ら彼女らは、被災者でもなく、無事な市民でもない状態に、国から置かれてしまっています。いくら何でもおかしいです。

*1:関東地方なら品薄でもモノが手に入りますから。