作曲者名は入れない、ってこういうことか

かの偽作曲者騒動で、ソチ五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム高橋大輔選手の曲登録は作曲者名空欄で登録ということをきいていましたが、いったいどういう形になるのかなと思っていました。
ソチ五輪公式サイトから結果表を見ていましたら。
http://www.sochi2014.com/en/figure-skating-men-short-program
各選手名の行の右端にある「+」をクリックすると、詳しいスコアが分かるのですが、そこに曲名もあります。例えばぶっちぎりの1位だった羽生選手のは「Music: Parisian Walkways by Gary Moore」と「曲名by作曲者名」の書式です。
で、高橋選手の所は「Music: Sonatino for Violin」という形で、by以下がありません。なるほど、こういう形になるんですね。また、会場アナウンスでは曲名などはコールしていない様子。
古い曲で作曲者名が分からない場合に準じて登録できる、という報道もありました。どこのページだったかは忘却しましたが……。
それにしても高橋選手は、ジャンプにミスがあってもやっぱり風格とか存在感がものすごい。そして、この『バイオリンのためのソナチネ』は、そんな彼にふさわしい曲だと私は思います。作曲経緯はどうあれ……。
そしてバイオリンって楽器のかっこよさがほんとうに良いです。バイオリニストでこれを弾いてみたいっていう人、いるんじゃないかな。かっこいいから。実際、こういう雰囲気の曲がトロンボーンのために書かれていたら血が騒いだかもしれません。

この原曲の配信日(2月5日)があの記者会見の前日だったのです……。なお雑誌の発売日は6日でした。
http://columbia.jp/owabi_samuragochi.html
なんとも残念な事態。