熱く応援するのは分かるがマナーは守って欲しい

昨夜の卓球ミックスダブルス、日本対中国戦。
テレビ観戦していて逆転劇が気持ちよかった。これまで何度も惜しいところで(決勝とか)阻まれていたことが多かったわけで、本当におめでたい。
それにしても、私もテレビ観戦していて気になったのが記事にある中国選手団の声を出しての応援。中国側が点を取った時の拍手も妙に長い人が1人いたように思う。
大声を出すのは今回、事実上禁止のはずでは? 観戦リスクを抑えるための無観客試合の意味がなくなってしまいそう。大会組織委員会も注意をするべきだったのではないだろうか。映画館で上映中にやたら騒ぐ人がいたらシアタースタッフから退席を求められるのと同じことだ。
拍手にしても、長く入れればそれだけ選手が休めるという判断なのか、それとも単に得点に興奮してしまったのか。いずれにせよ、長すぎる拍手は流れを阻害するような気がして逆効果のような。
それと、タイムの時に、日本チームの会話を放送してしまったのも気になったところ。
これ、野球・ソフトボールで言えば、バッテリーがグローブで口元を隠しながら会話しているやつ、アレみたいなものかな。作戦タイム。ここからはカットボール主体で攻めようとかそういうの決めてるやつ。
こう流してしまって相手に作戦バレしないのかとか、ヒヤヒヤした。放送局はフジテレビ。ここはバレーボールの国際試合の放送でもよくこれ(タイムの時の日本チームの音声を放送)やっているが問題ないのだろうか。
まあ、ともあれ。卓球で中国選手に日本選手が大舞台で勝つこと。これは本当に大変なことだったらしい。試合の空気感でもそれが伝わった。応援ルールギリギリで攻めてくる中国チーム応援席と、真っ当に拍手などにとどめた日本チーム応援席。
あの空気感から、以前、水谷選手がラケットラバーの補助剤問題を提起して試合のボイコットをしていたことがあったのを思い出した。これは国への偏見ではなく、事実を踏まえていうが、卓球の中国チームには、ルール構わずバレなければ少々の不正をやってしまうような体質があると思う。今回の応援は拍手を中心に声を控えるのは、コロナを広めないためだ。そう、スポーツの正しいルールには理由がある。しかしルールの理由を尊重せず、罰則がなければルール違反をする。そんなチームに正統派の努力で勝ったのである。特に、最終セットの8連続得点は胸のすく思いだった。
伊藤選手、水谷選手、本当におめでとうございます。