このダイアリーのカード製作。

「ラベル屋さんHOME for Mac OS X
http://www.apple.co.jp/downloads/macosx/home_learning/labelyasan.html
いつの間に出たんだろ。Mac OS 9の頃からの愛用ソフトの一つ。Mac OS Xのフォント一覧ソフトを探していてなぜか発見。
エーワンというメーカー製のラベル用紙に印刷するときに使う物ですが、トンボ(切断位置目印)付き印刷で自由な紙にも印刷できるので、好きな紙を名刺にするときなどにも活用可能でした。Mac OS 9では。このためによく使っていました。
Xでその辺どうなったか。 とりあえず、このダイアリーの簡単なPRカードを、A4の10面名刺サイズで作ってみました。こんな形になりました。



使い勝手はMac OS 9の頃とはまるで別物という印象でした。画面の構成から、できることから、何から一新されています。エーワンのラベルを買ったらこれを使おう、というような「使わせる工夫」が随所にあります。


まず起動すると、ラベル用紙を種類からアイコンをクリックして選び、さらに詳しく個々の用紙を選ぶのですが、商品番号から検索できる機能が出来ています。それから、そのラベルが税込みでいくらなのかとか、そんな細かい情報も表示されます。先にデザインだけ作っておいて、ラベルを後で買う時に便利かもしれません。用紙のレイアウトも表示されるので、間違いがありません。


それから、デザインをしますが、前のバージョンですと確か、一枠作ったら全てがそのデザインで印刷されたのですが、今回は、枠ごとにデザインを変更できたり、一列ごとに出来たりと、きめ細かく設定出来ます。ですから、あるカードは3枚、あるカードは5枚、といった細かな印刷分けが出来ます。今回は全て同じのを印刷しましたが。


システム標準のカラーピッカーに対応していて、より細かい色設定が可能になっています。図形(今回は月のマーク)を背景にしてみましたが、標準で色々な図形が入っています。また、文字を扇形にまげて書くツールもありますが、少々慣れが必要。曲線もスプライン(かな?)で描けるようになっていますが、Illustratorよりも扱いが不自然で難しいです。なれれば相当なことができそうですけど。


かけ網もそこそこ入っていますね。たいていのラベル作成はこのソフトで間に合っちゃいますね。今回はテキストと図形のみでシンプルに仕上げましたが、写真等の画像や他のテキストファイルからのリンク張り込みで利用することもできます。なお、CSVなど表組データから住所録を読み込んでラベルを印刷することはどうもできないようです。そのかわり、そういった住所録を作る機能はあるみたいですが。
なお、分からない時にお世話になるヘルプビューアによるヘルプは充実していて、画面写真が割と豊富です。


さて、肝心の、トンボ付け印刷ですが、この機能は無くなりました。そのかわり、枠線を付けて印刷することが出来ます。しかしこれで印刷しても、カットした時にフチに線が出そうですね。ミシン目が入っている、エーワンの正式用紙を買って下さい、ということですね、はい。フリーウェアとして、充実した機能を持っていますので、ラベル印刷をすることが多い人は持っていたら便利かもしれませんね。