ずいぶん前の某ハンバーガー屋のキャッチフレーズのようなタイトルですが。
最近、FireFoxが愉しいです。ちょいと巷で流行ってる、NetScape*1の流れを汲む由緒正しきWebブラウザです。炎のキツネさん(かな?)のアイコンがかわいい。
Safari(さふぁり)とか、Internet Explorer(いんたぁねっとえくすぷろぉらぁ)を使っているそこのあなた、だまされたと思ってちょっと使ってみなはれ。無料でっせ。Windows、Mac OS X、Linuxの各バージョンがあります。
何が愉しいか。
- Safariより文字化けが無い! (文字化けのないタブブラウザを求めて流れ着いたのがこれですから)
- CSSを正しく解釈してくれて、思ったように表示してくれる! (CSSって、サイトのデザイン、色使いや文字のサイズを決めておく指示書なんですけど。某いんたぁねっとえくすぷろぉらぁ、とかでは誤解釈がむちゃくちゃ多いのです。)……そして。
- 拡張機能がた〜くさんあって、どんどん自分好みに便利にできる!
やっぱ3番目。3番目。これが大きいですよ。以前だったら、ブラウザの他にソフトが必要だったような作業も、FireFoxの機能を増やすことで、ブラウザの中で済ませられちゃったりします。それに、新しく更新された所だけを見回ってくる*2とか、同じ画面の中でもたくさんのページを開ける*3などで、より便利にホームページを見られるのです。
そんな拡張機能のことをもっと知りたくて、今日はこれを買ってきました。
Mozilla Firefox完全攻略ガイド―今注目のブラウザーを使いこなす!
- 作者: 佐藤和人,ノマド・ワークス,西真由,竹内充彦,正田拓也,芝田隆広,水野寛之
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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もともと、あれこれ環境を改造して自分が使いやすいようにするのは大好きだったので、これは愉しい道具がまた増えた感じ。解説はやや玄人好みではありますが、守備範囲が広くてFireFox界の初心者〜中級者クラスをカバーしている感じです。(1500円はちょっと高い気も……^^;)
しかし。RSSの説明をもう少し初心者向きに書いて欲しかったです。「RSSって何?」という人はこの説明じゃ絶対分からないと思う。引用します。
RSSは記事の見出しと本文サマリーが記述されたXMLファイルを読み込む仕組みだ。RSSリーダーはそのXMLファイルを読み込んで記事の見出しを表示する。例えばニュースサイトであればトップページの見出しが並んだページの、見出し部分だけのデータを意味する。(後略)
(本書50ページ冒頭より)
はい、これ読んで、RSSって何か、小学生に説明できるくらいに分かった人!
RSSを知らない方でしたら、多分いらっしゃらないですよね? ご担当のライターさんには申し訳ないですけど。頭をまっさらにして読んだら、私は分からなかった。経験的知識があって、復習のように理解できたんですが、これは参考書としては失格。せっかく広範な知識をカバーしてくれて、装丁もかっこよくて、良い本なのに、この数行はものすっごく損しています!
何がいけないか。
紙幅の都合などもあって、こういう説明に落ち着いちゃったのかもしれませんが、RSS対応はFireFoxの売りの一つ。ここは多少くどくても、初心者向けに書いても良かったんじゃないかと。
もっとも、この後の51ページで事例を挙げて、RSSやRSSリーダーで何ができるか、どう便利かを説明してくれてはいるのですが、やはり掴みは簡単でないとつらいものがあります。
私ならどうするかな? ちょっと書いてみます。
RSSに対応したサイトでは、個々の記事の見出しとサマリー(要約)を、XML形式で発信している。RSSリーダーと呼ばれるソフトではそれらを受信し、常に最新記事の概要や更新時刻がわかる。例えばニュースサイトでは、ニュースの見出し部分を発信し、どんな情報を今日報道しているかを、わざわざサイトに行かなくてもRSSリーダーで把握できるようになっている。
これなら、XML形式って何? という疑問は残るものの、RSSがなんのためにどう働いているか、ということはまだ分かりやすいんじゃないかと思いますけれども。いかがなものでしょう?
もっとも、字数が30%位多くなってしまいましたけれども。
とはいえ、この本が面白いことには変わりありません。とりあえず一通りは目を通しましたが、これから使い倒そうと思っています。FireFoxのために、この一冊を。