教えて!gooのやりたいこと

昨日(http://d.hatena.ne.jp/Yuny/20050228/p1)の記事の続きです。
あの「教えて!goo」の広告の狙いは何だろう? ということですね。
その疑問が解決する記事。(id:garyoさん経由です。)

  • ねらい目
    • 日本発、日本語に適した検索エンジンとして、gooを使って欲しいということ。
    • 知識や経験といった形がないものに、ネット上の情報という形を与えて流通させること。

などが読みとれますね。gooではgoogleを日本語向けに使えるようにもしているそうです。


私はディレクトリ検索はyahoo、ロボット検索はgoo、といわれていた時代からgooを使っていましたが、最近では確かにgoogleの方が検索エンジンとして使っていますね。gooならこういう日常の疑問も解決する、ということを、広く一般に伝えるために派手に広告を打ったのでしょう。ネットがかなり浸透している東京と大阪に絞って。記事から察するに、日本でのシェアをgoogleと逆転したいのかもしれません。


よく、googleで検索することを「ぐぐる」というけれど、これにはコツがあって。今までもいろいろな検索エンジンが「はなしことばでの検索」にチャレンジしてきてはいるものの、なかなかうまくいかないようです。
結局、人間の疑問は人間に聞くのが早いというところ。「はてな」がやりたいこともそうですね。自分で検索できないなら、検索上手にお願いする。


この「人にお願いして教えてもらう・さがしてもらう」メディアは、なにも「はてな」や「教えて!goo」に始まった話ではなく、広い意味で言えばニフティサーブなどのパソコン通信もそうでしたし、オンラインでの情報交換が可能になった頃からあるにはあったものです。それがこういった形でマニアックな層だけのものではなくなりつつあるのは、相当な普及度&利用率のメディアとしてwebが浸透しはじめようとしていることの現れでしょうね。

追記(23:20)

http://www.hatena.ne.jp/1109079486
この広告キャンペーンについてのはてなでの質問です。
質問文より。
>Webにおいて無料の「教えてクン」と「教えるサン」が結びつく関係がうまく成り立つのかどうかの考察
については、結局結論はありませんでしたが。