体を張って覚える広角と望遠の性質

カメラの広角レンズと望遠レンズの違いを体操で理解しましょう。


平たくいうと、広角の方が近くの物を撮影しやすい。
望遠の方が遠くの物を撮影しやすい、ですね。


さて、右腕を上の方、左腕を下の方にのばし、「く」の字を作るようにしてみます。指先までまっすぐのばしましょう。
まわりに見える、遠くにあって小さく見える物を探します。上の端に右手の先を、下の端に左手の先を重ねて見えるようにすると、自然に両腕の作る角度が狭くなります。望遠では画角が狭い、というのはこういうわけ。
すぐ目の前にあって大きく見える物を探します。上の端に右手の先を、下の端に左手の先を重ねて見えるようにすると、自然に両腕の作る角度が広くなります。これが広角の状態です。
また、両指先を真下へつなぐ直線に向けて、自分の肩の辺りから水平に引いた直線が焦点距離に相当します。望遠では焦点距離が長く、広角では短くなります。