Web 2.0と生涯学習について雑感と「第23回パソコン利用技術研究集会」のおしらせ

web 2.0をXOOPSで目指すことと生涯学習とかの覚え書き。 - Yunyの鉄は、熱いうちに鍛て。
でいろいろ書いて、それからTim O'Reillyの「Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編) - CNET Japan」前・後編とも精読しました。
この考え方はビジネスの世界にとどまらず、どんなネットユーザにもそのうち波及していくのだろうなあと思いましたね。
日本でブログがはやったみたいに。


Web 2.0の概念(コンセプトっていってもいいかも)は、よく言われるように、「Photoshop 2.0」みたいなもの(アプリケーションのバージョン番号)ではありません。
そうではなく、今、そしてこれからのWebの世界では、どのようなビジネススタイル(商売のやり方、かな)がメインストリーム(主役、っていってもいいかも)を担いつつあるのか、改めて業界を見渡し、GoogleYahoo!をはじめとしたさまざまな各社の動きをいったんまとめ、「これまでのWeb」と比べてどうなのか、ああだこうだ考え、これからのありよう、姿を7つの原則としてまとめたものでした。
そして、そのスタートポイント(はじまり)が2001年くらいのドットバブルの崩壊。Webは終わったのかも? とか当時は言われましたが、実はそうではなく、新しい面白いことが始まっていた、というのですね。


で、ここまではWebの業界人が熱く語るビジネス(商売)の話ですが、私はWebでの個人活動にもこういった動きは当然、波及してきていると思います。
今は日本では若い世代が中心であるように見えますが……本来、Webの世界は世代を問わないはずで。買うのに免許が要る車やバイクとかと違ってて。
(ケータイを誰でも持っているみたいに、Webも誰でも持っていて良いはずで)
生涯学習を助けるスタイルとしての、「生涯学習 2.0」(いや、なんでも2.0ってつければいいのかってわけじゃ……ないけど)みたいなことを考え始めているところです。
学習とは、ひとつの意味としては情報を取り入れる事でもあります。
それは、学校を卒業する時点で終わってしまっているのではなく、むしろ学校を出て社会の担い手として働いているからこそ、一人一人が自分なりの学習を重ねて「ライフワーク」を持つべきだ、みたいなところが「生涯学習」のコンセプト。
であるならば、情報を手に入れる、やり取りする有効手段としてのWebが役に立てることはおおいにあろうかと。それならば、次世代Webのありようを説いたあの論文から、学ぶところが沢山あるし、それを実践する場も設けていきたいと思います。
今立ち上げ中の「XOOPS」でのサイトは、その為のものなんですよ。
(はやくURIをここに書きたいですが、まだ誰でもOKってところまでいっていないので……)


このようなところについて、論文を書いて、来月発表させていただくことになりました。そんなに枚数があるわけではないですけれども、結構大変なものですね。今、忙しいです。論文書くのって実は大学の卒業論文以来だし。めちゃめちゃ緊張してます。
詳しくはこちらで。

第23回パソコン利用技術研究集会のおしらせ

第23回パソコン利用技術研究集会

  • 日時
    • 2006年3月10日(金) 10:00〜
  • 会場


パソコンを教育や一般的な利用の場所で、どのように活用しているかのさまざまな研究が聞けますよ。大学の先生だけではなく、学生さんや一般社会人の方も参加しています。ちなみに、口頭発表はひとり10分です。(質疑応答5分)
まあ、そういう場所なので、全般的にWebの話はあまり多くありませんが、広いお話をうかがえます。
発表申し込みは終了してしまいましたが、無料で聴講できますので、ご興味のある方は上記ページからお申し込みください。聴講のお申し込みは2006年2月20日(月)までです。
去年聴講して、なかなか面白かったので、今年は参加してみようかと思った次第です。