『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』を観る。

ちょっとネタバレ入ります! 「続きを読む」仕込んでおきます!


映画を観てきました。まあ、私自身、有名なドラマ版「スケバン刑事」の記憶がない世代なので、あややとかヨーヨーアクションが観たいというよりは、原作コミックスのハードさのファンだったからですが。
なかなか面白かったです。アクション迫力あったし、冒頭から結構びっくりさせられたし。
ただ、爆発シーンの連続っていうのがちょっと、安直かも……。もっとライバルとの人間ドラマが観たかった。人間ドラマっていう意味では、原作の方が遥かに上に思えます。スゴいなあ、和田慎二先生。たった一人であんな世界を創ってしまったんですから。


えーっと、こういう映画を観ると、DVDと映画館、どっちがいいかって話も出てきますが、一度は映画館で観ておいた方がいいんじゃないかな。特に役者さんのファンであれば。音響的な、画面的な迫力は、一度体験しておいた方がいいんじゃないかと。
それと、この時勢柄、まあ、学生が爆弾テロに走るかどうか、またその動機はとりあえず置いておいても、先生などがいじめを黙過するシーンは痛い! ああいうコトって、実際現実に起きているわけで……。見て見ぬ振りは暴力なんだなあと。
ああいう愉快犯的動機で爆弾やるかなあと、ちょっとそのあたりに無理は感じました。


劇中Webサイトの扱いは技術的に「?」が付いてしまいます。ストーリーを引っ張るネタとしては、「金田一少年の事件簿」ノベル版の「電脳山荘殺人事件」の方が面白いと思う。ただ、大人が知らないサイトで殺人が進行するということは、ままあり得るわけで。


ヨーヨーアクションは見せ場ではCGまんまです。生で投げているならではの迫力をカナメに期待してしまうと空振り。なかなか怖かったですけどね。CGはCGで。


それにしても。決め台詞で「期間限定」って。肝心のシーンでちょっと吹いてしまいました……。あやや、カッコ良く決めてるのに!


そう、この映画は、あややがかっこよかった!
それに尽きてしまう……? その辺りは映画館でご判断あれ!