空高く伸びる気持ち


多摩川の河川敷、すすきの野原にて。


非常に美しい天気の中、多摩川べりにてトロンボーンを練習してきました。
実はこれだけではなく、大学の時に母校が誇る歌姫と一部からうたわれた、K先輩にお会いするためでもありました。
K先輩、声楽のヒトだと思ってたら、今日は多摩川ぞいのコートで「エースをねらえ!」、もとい、テニスにいそしんでおられました。
趣味が広いなあ。私も運動しよう。


K先輩にお会いする理由は基本的にはたった一つ。それは、昨日の母校の学園祭にて入手した「手作りバナナケーキ」をお届けするため。
朝起きた時に、これを一人で食べるのはもったいないし、だれか「なつかし!」と食べてくれる人に会いたい。誰だ? と思い立ち、急遽連絡したのでした。この母校のバナナケーキは伝説的名物で、たった300円なのにむちゃむちゃ濃くておいしい。学園祭でしか手に入らず、数時間でソールドアウトして泣く学生が多数出るという、貴重な物です。卒業したらまず食べられないですからね、学園祭にはなかなか行けなかったりすると。で、テニス中の先輩のところへ楽器を持って押し掛けました。


何年ぶりというような気もしないでないですが、そこはそれ、時間を感じさせないです。
先輩は先輩で、楽器といっしょに久しぶりで声出ししてみたりして、やっぱり音楽やりたくなって下さったらしい。あれだけ歌えるのにもったいないっすよ!
川べりで演奏するのは風が強くて結構大変ではありましたが。楽器がすぐ冷えるから音が安定しないし。でも、やはり気持ちのいい物です。遠慮なく演奏できるのは。どんどん自分が解放されていく気持ち良さは病み付きになりそう。


外で演奏するとついフォルテの出し過ぎになりますし、楽器にも負担になります。外気で傷めてしまいがち。室内の方が細かいニュアンスは練習しやすいです。しかし、外の方がいい音が出しやすい気がするのも確かです。どちらも捨て難い。


帰りはお茶しつつ、じっくりお話しました。肌がきれいになったとほめて頂いたり、愛についてや夢を語り合ってみたり。こういう時間って、卒業しても取ろうと思えば取れるわけで、積極的になった方が得だなあと強く感じました。
何か理由を付けて外に出よう。外には、宝が落ちています。