恵比寿がヨネザアドになり写真が合成された1日。

恵比寿で見た飛行機雲。
人間がちっぽけに思えたり。


せっかく前売り券を買ったのに、まだ見ていなかった映画版「アタゴオルは猫の森」。
恵比寿ガーデンプレイスでは今週で終わってしまうので、見に行ってきました。
正直、少し筋立てが分かりにくいところも……。脚本はナディアの小説版でもアニメファンにはおなじみの小林弘利さんで、彼なら多分もう少し書き込んでいるじゃないかと想像しています。制作で削られたかも?
でも、全体に溢れる元気の良さ、そして、3次元のアタゴオルワールドの瑞々しさはすばらしい。まるでミュージカルのように全編が音楽にあふれていて、それも素晴らしいことですね。
そして、最後の最後で光が闇と共に笑えたことも。


それから、ぐるっとパスを使って東京都写真美術館にも行きました。
今はキヤノン主催の公募展「写真新世紀 東京展 2006」(入場無料、図録も無料)も見られますし。ぐるっとパスでは企画展「コラージュとフォトモンタージュ展」があります。


まずは公募展の方から。昨年度グランプリの小澤亜希子さんが今年は新作で個展を。連作「バブ」。赤ちゃんのおしゃぶりをうまく使った作品で、いろんな世代の人があり得ない状況で「おしゃぶり」を使ってるのが、コミカルでありながらも考えさせてくれる作品でした。本当のこの連作は面白かった!
それから、それぞれの作家の個々の写真集が見られるように、分厚いファイルが置いてあったりして、それもいい企画だと思いましたね。結構いろいろな方が見ておられて。横浜界隈をテーマにした物があったように思いますが、そういった土地柄の作品は、それだけでも記録になるので続けて欲しいと思います。


企画展「コラージュとフォトモンタージュ展」は、PhotoShopが好きな人なら絶対に見ておくべきだと思いました。写真の歴史とほぼ同じ歴史があるらしい合成写真技術。フォトモンタージュとかフォトコラージュなどと言いますが、ある写真の人物を切り抜き、他の写真に入れ込むというコトは、雑誌の写真とかで子どもの頃にやった人も居るのではないかと思います。
昔の写真の場合は手作業で切り抜いてつなげてみたわけですが。中には、子どもの写真を無数に合成した労作もあり、非常に凝っていました。
商業写真の一手法だったのに加えて、芸術的な、あるいはジャーナリズム的な意味をもたせてさまざまな合成写真が創られるようになっていく歴史の過程は圧巻です。
う〜ん、せっかくPhotoShopあるんだし、何か合成してみようかな? (ごそごそ)



手近なドラえもん人形と地球儀の写真と、多摩川の写真、を合成してみた。このままじゃ、地球って逃げてしまうような気がして。