パノラマ合成ソフトhuginのこと

最近、ちょっとしたことで、普通のカメラで自分が回りながら撮影した画像を、パノラマ画像に合成することがありまして……。
Mac版もあるフリーソフト「hugin」でかなり高画質なものが作れますが……。
少なくとも、windows版ではちょっと注意が必要です。
以下、挙動を確認してのメモ。

日本語ファイルパス、ファイル名は使えない!!

パノラマを作成したあと、スティッチ(合成処理した画像を作る)部分で、当該のファイルまでのフォルダ名やそもそものファイル名に日本語が入っていると、スティッチが動作しなかったりエラーが出たりするようです。
手っ取り早い方法は、画像ファイルのフォルダをCドライブ直下において、あと画像ファイル名も「FileNameModify」などで連番のみに変換してしまうこと、かな。

マルチレイヤーTIFFの作成には「PTStitcher.exe」が必要

1ファイルに複数レイヤーあるTIFFを作成して、GIMPPhotoshopで修正したい場合は、スティッチのソフトとして別途「PTStitcher.exe」が必要です。
入手と導入方法に関しては、下記ではてなダイアラーid:kadokuraさんが丁寧に解説しておられますので、ご参考に。

  • パノラマ写真ツールHuginのインストール - みんなのIT活用術

って、久しぶりにはてなid記法を使ったなあ……。


この2点を突き止めるのにかなり時間を要してしまった……。

パノラマ撮影について思うこと

ちょっと前までは、高価なソフトウェアやハードウェアが必要だったパノラマ撮影も、最近ではグンと身近になりましたね。iPhone5にはパノラマ機能が付いてくるって聞きましたし。パノラマ作成のiPhoneアプリもいくつか存在します。また、デジタルカメラにもパノラマ合成機能が内蔵されていたりします。


パノラマ写真の撮り方での個人的なおすすめは、カメラを上から下(あるいはその逆)へ動かして撮影する縦長撮りです。
摩天楼を撮影するときなどに使えるテクニックですが、見慣れた風景やモノも違うものに見えてきたりして面白いですよ。
先日撮影した、神田川の写真も実はこのテクニックでした。足元部分をかなり切ったので分かりにくいかもしれませんが、普通に撮影したのではこの奥行き感は出せなかったんじゃないかな……。
この写真の撮影はFinePix F300EXRの『ぐるっとパノラマ』機能で行っており、合成にはソフトウェアは使っていません(不要部分のトリミングのみ)。また、三脚もなしで手回しです。それでもコレくらいには何とか……。