納豆ライブ

友人から本を一冊いただきました。

納豆の快楽 (講談社文庫)

納豆の快楽 (講談社文庫)

この秋以降、納豆を毎日食べています。おとといも昨日も今日も食べました。で、その納豆好きを知ってのプレゼントです。ありがたし。
エッセイ兼料理本といったところですが、文章が実に生き生きとしています。写真はあまり入っていないのですが、料理を説明するのがもう生ツバゴックンといったライブ感溢れる描写力! 本当に食べるのがお好きな方が書いているというのが良く分かりました。目の前で料理されている様子が浮かんでくるんですよ!
しかも、納豆で海外旅行先での食中毒を未然に防いだという生活の知恵(それに科学的な証明!)は、非常に実用的な知識です。ちょっとした旅行のお供に、納豆はいいのかもしれないですね。冷蔵庫に入れてなくても、納豆菌は他の有害な菌をかってに退治してくれて結構品質が保てますし(その分アノ香りが強くなりますけれども)。もしかして、昨今大流行中のノロウイルスにも効いてくれたりしませんかねえ? どうなんでしょうか。ウイルスヘの直接の効果がなくても、消化器官を助けてくれるだけでも結構いいんじゃないかと。


まあ、納豆が好きといっても、いろいろだと思いますが、このところの私はもっぱら味付けをしない派です。
何を入れているか。牛乳です*1
納豆のパックを開けて、牛乳をパック8割程度の高さまでそそぎ、50回以上かき混ぜて15分以上放置。こうすると納豆がヨーグルトみたいな感じになって、デザートっぽくなるんです。臭みがおとなしくなりますし。
で、これをそのまま食べる。ご飯とかにかけない。これだけで一品としていただく。
このシンプルな豆豆しさが、実にハマる。うん。味が無いようで実は豆タンパクの香ばしさが生きていて、おいしいんですよ。毎夕食にコレを作っていますが、ご飯の最後に頂くと胃が落ち着く感じがします。
お茶もいいけど白湯がありがたく思えたりするので、そういうシンプル体質な人じゃないと合わないかもしれませんが。
しょうゆとか納豆タレを使いたい人は、牛乳は多少たらす程度にした方がいいかも。粘っこさが適度に増えますし。


もちろん、あの独特の香りも好きですよ。イカの塩辛とか結構好きですし。
そういうのを味わいたい時はネギ納豆や梅干し納豆などを頂きます。
でも、なっとうに付いて来るカラシだけはダメなんですよね。カラシはいつも使えません。そういえば、カツサンドもカラシが付いてると食べられないんですよねえ。餃子とかも。わさびは平気なんですが。


朝ご飯で時間がなくて、っていう時も、がーっとかき混ぜた納豆だけを食べて、歯磨き&うがいして出かけることもあります。朝ご飯として納豆だけでも、体力が結構持つんです、これが。
また、ハムを切らしている朝に、パンと納豆で済ませることもあります。


ただ、干し納豆は好物ですが、甘納豆はちょっと苦手なんですよね。甘いモノは嫌いじゃないんですが、甘納豆はあんまり……。好き嫌いは基本的にないんですが、この辺はちょっとあるかな。
ちょっと前までフリーズドライ納豆として無印良品で取り扱いがあったのですが、最近は見なくなりました。
なお、本書には干し納豆を自宅で作る方法も出ていました。持ち歩ける納豆食として便利ですし、お酒のお供にも良さそうですね。


なんだか、本の感想というより、納豆好きを語ってるだけみたいになってしまいましたが。
年末年始の多忙&胃もたれシーズンに、納豆は本当にオススメできますよ。身体がもつと思いますので。

*1:この食べ方は本書にも出ていませんでした。かなりオリジナルかも。