エヴァ、2回目の出陣!

いろいろと多忙、中途半端な時間の合間に思い立ち、またエヴァ・破を見てきてしまいました。
2回目ですし、旧エヴァのフィルムブック(古書店で発見!)や各種エヴァファンサイトでいろいろ情報を整理してから臨んだのですが、やっぱり謎だらけだなあ。迫力だなあ。切ないなあ。
ネタバレしているので改行を沢山します。



















いくつか考えごと。順不同。

  • マリさんがエヴァ本体の方の準備(パイロットの言語登録とか、パーソナルパターンとか)を大してしていない(勝手に借りたからたぶん出来ないだろうなあと)ままに2号機を操ったのはなぜ? ハッキングでもしたのか、それとも2号機からあとのタイプではそういう手続きが要らなくて、乗った人に自動的に合わせてくれるのか。プラグスーツも5号機の番号が着いていたみたいだったし。
  • マリさんの目的、大人を利用するような目的とは? ユーロのNERVの目的とは? ネルフのわんちゃんとかってシンジを呼んでいたような気がする。
  • ネブカドネザルの鍵って、どこの鍵なんだろう。エヴァ世界でなんか開けごましなくては行けない場所って……? 鍵→部屋ってことなら「ガフの部屋」っていうキーワードが思いつくけれど。
  • トージくんがはずれくじを引いたり、SDATが故障して26曲目をかけようとしたり、暗示的な演出で今までとは違うってアピールしているみたい。そういえばトージくんの妹さんのお顔は初披露でしょう。なかなか可愛い妹さんです。
  • どこかの戦闘シーンで「ふしぎの海のナディア」の曲と同じのがかかっていた。ピアノの音で、高い音の和音だけ四分音符で刻む、静かな緊迫感がある曲。ナディアと同じヒトが本作の作曲に当たっているせいかな。「Q」でナディアが出てきたらびっくりだけど……さすがにそれはないか。
  • 破の最後の最強の拒否タイプの使徒アヤナミさんがぱっくりされてから、白い巨人になってしまったのは、旧エヴァの映画版のときと同じ現象?
  • アヤナミさんは男性の前で洋服を脱いでいても気にしない(「序」のシンジくんが家庭訪問したとき、またたびたびあるゲンドウ氏の奇妙な人体(?)実験シーンなど)。でも、シンジくん、アスカさんは恥ずかしがる(爪楊枝とかストローの演出)。これとアダムとイブの神話を組み合わせて考えると、智慧の実を食べなかった(羞恥心がない)側の人類(つまり、シト)の末裔という暗示(?)が考えられるかもしれない。たしか、智慧の実を食べちゃったから、羞恥心を覚えて、アダムとイブは大事な所を葉っぱで隠すようになった、という話だったと思うけど……。考え過ぎかな。普通に小学校の頃とか、男子の前で着替えていても恥ずかしくなかったりしたから、羞恥心感覚の発達が遅れているだけなのかもしれないけど。
  • おっこちてきて受け止めるタイプのシトを倒すときに、シンジくんが使った急造高速道路。ああいう使い方以外に使い道はあるのかな? 造るの大変だと思うんだけどよく建設しておいたなあ。緊急の避難通路なのかもしれない。
  • アスカさんは良く蹴り技を使うなあ。ムエタイかサッカーでもやっていたのかなあ。シンジくんにも華麗なる蹴りで一発KOしていたし、使徒を倒すときもなにかと蹴りが決め技だし。サッカー選手に何かあこがれでもあったりしてね。
  • エヴァ初号機はおかあさんみたいな、アヤナミさんみたいなにおいがするらしい。それから、そのにおいはLCLのなかでもいいにおいがするらしい?
  • におい系だと、海のにおい、土のにおいっていうのも出てきた。あとは他人のエヴァのにおい、か。
  • 渚くんが言っていた「お父さん」って、もしかして冬月先生に挨拶していた? それともゲンドウ氏に「シンジくんのお父さん」として尊敬して挨拶していた? それとも何らかのつながりで渚くんとゲンドウ氏に血縁関係か養子縁組か?
  • とりあえず、月に基地とか工場を造れるくらいには未来のお話らしい。
  • ダミープラグが使えたり使えなかったりするエヴァ初号機。アスカさん+2号機がシトに乗っ取られてしまった怪事件のときにあっさり起動したのは、シンジくんの身が危なかったからかな。で、最強の拒絶タイプのシトが相手のときにダミーを拒否していたのは、シンジくんを信頼して待つつもりだったのでは? ダミープラグでは悲劇しか生まないことが分かったから、エヴァからしても、もう嫌になったのかも。
  • 使徒に乗っ取られてしまったことがあったからって隔離されてしまったアスカさん。彼女を人間扱いしていないリツコさんが恨めしい。なんだろうなあ、この感じ。アスカさんという人間としてみていないのがなんか冷たかった。危険な病気にさらされた故の隔離「入院」っていう感じじゃなくて、実験体を見るような意識で「貴重なサンプル」っていうのは、その言い方はないんじゃないかなあ? 予告を見る限りでは眼帯で復活するから無事みたいだけれど、実は半分シト、半分人間ということになっていたりして……。ヒトに認められたくてエヴァパイロットになったし、士官にもなった。でも、一人ではやっていけないことを知った。それから、ヒトといるのもそれなりには楽しいということが分かってきた矢先だった。う〜ん、この先の彼女の意識改革が気になります。絶対になにかとんでもない革命的な意識改革をして復活すると思う。あれだけボロボロに負けて、そのまま落ち込んでいるのはアスカさんらしくない。自分の価値観に転回を見いだして、それからしっかり生きる道をみつけるんじゃないかな。半分シトになっていたりしたら、逆にそれで見つかる道があるのかも。それから、マリさんとの会話シーンがもしもあれば似た者同士で楽しいかもしれない。
  • 今作は旧エヴァの未来の話じゃないかと思えてならない。月の赤い「何か」の痕や、渚くんのいろいろなお話が証拠。あと、いつの話なのか明示されていない(何年とか)のも気になるし。
  • ペンペンってビール飲めるんだ……しかもストローで。知性は人間並みにあるんじゃないか? 次回作に闘うだろうシトのひとりがペンペンだったらどうしよう! まともな戦闘にならない……っていうか、銭湯で戦闘することになりかねない! 温泉ペンギンだし! 巨大化したペンペンに挑むエヴァ初号機……シュール過ぎて想像力が着いて行きません! あと、どこか(ローソン?)で前売り券を買うとかでもらえた(らしい)ペンペンのペン、「ペンペンペン」が今さら気になっています。ぺんぺんぺん。ぺんぺんぺん。音のひびきがいや〜んなかんじ! ヤフオクで1000円〜3000円くらいで時々落札されているので、写真を見たら満足したけど、いやあ、アレを思いついたヒトはその瞬間、独りでひそかにうぷぷと笑ってしまったのだろう。なんで今までこの商品名のグッズがなかったのやら。
  • ゲンドウ氏たちは、月から何か大きな物を包んで持って帰っていた。旧作の設定が生きているなら、あの形からして「ロンギヌスの槍」を持ち帰ったことになるんだけど。中身はなんだろう。
  • 今作(破)の最後の闘いで、熱くなるあまりシンジくんの目がまるでアヤナミさんや渚くんのように真っ赤っかになっていたのは……? シンジくんも使徒になってしまったのか。それと、シンジくん、アヤナミさんが手を伸ばした途端に引っ掴んでいたなあ。すごい積極的。あの場面の役者さんの演技力もすごいです。BGMが非常にシンプルなだけに、役者の力量がなければああは盛り上がれない。
  • そもそもの話、使徒ってなんだろう? いちおう、旧作では人類の他の可能性だった他の形の人類、っていうようなことだったけど。そもそもそもそも、だれがその異生命体を「使徒」と名付けたんだろう。いちおう、旧作では人類以前の知的生命体みたいなものがいて、それが神様みたいな存在で、ヒトとか使徒とかを作って、死海文書に書き記してうんぬん、っていうことらしいけど。
  • アヤナミさんが水族館(違う)の水槽の前でちらっと言っていた「今日のノルマはもう終わったから」とは? ゲンドウ氏はアヤナミさんを水槽に入れて何をしているんだろうか。
  • っていうか、いいかげん、ゲンドウ氏はシンジくんに素直になった方がいい。青少年の健全な育成を阻害してるぞ思いっきり。
  • 劇場で販売しているはずのパンフレットが売り切れ状態。7月1日の映画の日の時点で完売していた。グッズももう大した物は残っていない状態。
  • シンジくんだけを幸せにするつもりの渚くん。でも、な〜んか落とし穴がありそう。
  • アメリカのネルフは3号機のシト感染を知っていて黙認して輸出したのか。それとも、輸送中に感染した事故だったのか。


だんだんキリがない、ってことが分かってきました。
また見に行ってもいいんだけど、何回見ても分からないと思う。たぶん。
でも、もう一度くらいは映画館で観ておきたいですね。あの迫力画像は映画館でしか味わえないしね。