今更ながら自分のマザーボードについて知る

自作PC改造日記の続きです。
どうもあれこれ検索してみると、例の自作PCにたまたま採用していたASRock社のマザーボードは、自作PC愛好者の間では「変態マザー」とか呼ばれているらしい……、です。


へんたいまざー……って……。


村娘:「キャー、お母様、何をなさるの!!」
母親:「着物の帯は、こうやって(グッと帯をつかむ)ヒトに引っ張ってもらって……」
村娘:「あ〜れ〜」(くるくるくるくる……)
母親:「……クルクルと回ってほどくモノよ!!」
村娘:「お母様の変態ッ!!」


ギャグ風時代劇にありがちな、村娘が独楽のように回って帯を解かれるシーンを連想してしまった……。


閑話休題
そっちのマザーではなく、マザーボード界での「変態マザー」というと、どうやら「普通にはありえないチップセットやスロット(バス)などの組み合わせで構成されたマザーボード」のことを示すようなんですね。
「ASRock 775 Dual-880Pro」の場合、どの辺りが変わっている仕様なのかというと……。使ってみての思いつくままに挙げてみます。

  • グラフィックカードオンボードにはなっていないが、PCI ExpressAGPの両方のスロットがある。
  • メモリスロットも、DDR×2、DDR2×2の4カ所。
  • IDESATAの両対応でそれぞれ2スロット。IDEは最大4台のディスクドライブを接続可能になっている。SATARAIDに対応。
  • サウンドがオンボードなのに4.1ch(?)に対応しているようだ。実のところはモニタに付いているスピーカーで2chでしか使っていないけれど、一応はサブウーハやフロント・リアスピーカー対応のポートもある。スピーカーをたくさんつないだりしても面白そう。ライン入力、マイク入力にも対応。

これでいて、時期的にはWindows 2000〜XPマシンを組むためのボードとして販売されていました。 でもたぶん、やろうと思えばVistaや7も使えると思います。Vistaはプレビュー版であればいちおう使えていましたし……。CPUやメモリを今よりも拡張する必要はありそうですけれどね。


このマザーボード、確か秋葉原の何とかっていう自作PCのパーツ屋さんで、最後の1台だったか2台だったかをどうにかこうにか買ったと記憶していますが……。それも平日の閉店間際かなにかだったような。
自作したくなったときに、本やネットでマザーボードの仕様書の読み方を勉強して、拡張性が高いと長持ちすると言うことを知り、それでいろいろ対応していつつ廉価なものを探して見つけたものだったと思います。
かれこれ4年くらい使っているわけですが、時代の変化に対応できる折衷型仕様であるのが面白い(それでもそんなに高くなかった)と思って買ったのは正解だったようですね。


Macでも、Mac OS 9で起動できるMac OS X対応中古品は、未だにそれなりの値段が付いていたりしますが。
過渡期に対応する機器って、あとあとで需要が出てきたりするのですよねえ。プリンタならUSBとパラレルとMacのシリアルポートに対応している機器とか……。
買ってから4年、改めて面白い買い物だったなあと思う次第です。