銀ブラする怪人

今日は、銀座でウチの仕事場の卒業生で美大に進学した人がグループ展をやっているので、それを見てきました。緑色の……水面をイメージした抽象画。ああいうのをみると、動画にしたくなる今日この頃です。なかなか良かった。


画廊の近くのオフィスデポで転職用の履歴書、それからCD送付用の封筒の安売り等をゲット。このお店は安い物は安いのでなかなかお勧め。


その後、アップルストアに寄ってインターネットで遊びつつPowerBookに感心し、それから書店を2店ハシゴ。教文館ってお店で500円で50年前くらいの名画のDVDを色々売っていて、何となく気になっていたタイトルを2本購入。「サムソンとデリラ」と、それから「オペラ座の怪人」です。コトのついでに「ウェブ進化論」と「へんな会社の作り方」を探してみたけれども、「ウェブ進化論」は一冊あったけれど、近藤本は無かったですね。起業家は読んでおくといいと思うのですが……起業コーナーのある書店でも、まあこんなものなのかなあ。


それから、自作PCの本(5万円で組み立てるインターネット対応パソコン Vol.13 (IDGムックシリーズ))を購入。実は最近、ひょんなことからだったんですが、古いミドルタワーのPCケースとハードディスクを数台、フロッピーやらCD-RW、内蔵MOドライブなどのストレージ関連、DV用ビデオキャプチャカードなどを色々ともらったのです。それからモニタも。これは1台組み立てるしか無いですね。お金が無いけどTurbo linuxに興味が出て来たし、Windowsももう少し勉強しておきたかったのでちょうど良かった。明日にはパーツをある程度アキバでそろえてこられるといいのですが……。(電源、マザーボード、CPUと、あとこまごまとしたものが必要になるかと思います。今回は1年間は使えるスペックであることと、もらったパーツを出来るだけ活用してストレージ互換に強いマシンにすること、それからネットが使えること位を目安に考えていますが、チップセットの決定って難しいですね。つい欲張りたくなります。予算は3万円でどこまで行けるか)


YAMAHAで楽譜をさらっと見て、吹奏楽のデモ版CDをもらう。こういうのって久しぶりです。このお店に来る度にわくわくする。その後、YAMAHAの裏手にある定食屋で軽く昼食。安くておいしい。こういうお店には珍しく、そば湯のサービスがありました。
それにしても、大荷物抱えてしまった。オフィスデポで大型のファイルを買ったのは、銀ブラにはちょっといただけなかったかな? 端から見るとちょっと怪しかったかも?


帰宅してから、夕食後に「オペラ座の怪人」を見ながら自作PCの本を読んでいました。「えいご漬け」効果か、字幕があれば結構英語のニュアンスが汲み取れるようになってきたのに気が付きました。1日5問程度でもディクテーションはしてみるもんだ。それにしても、映画の「怪人」は劇団四季(というか、ロイド・ウェーバー)のミュージカルバージョンとはずいぶん筋立てが異なりますね。(去年映画化された方ではなく、50年位前に映画になった方のDVD。監督はアーサー・ルービン)本格的なオペラのシーンは主演のスザンナ・フォスター、ネルソン・エディは歌っていたそうです。(吹き替えではなく)
あと、金田一少年の事件簿で再三使われたモチーフだったのですが、金田一によれば「地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れる」(うろ覚え)みたいなセリフがガストン・ルルーの原作にあるらしいのですが。映画でこのセリフが聞けるか期待したのですが、そこまでは出てこなかった。やはりこれは原作を読めということかな?
クリスティーヌの父が何故表に出さずにクリスティーヌを援助していたのかもよく分からなかったし、彼が怪人になるまでもちょっとテンポがまだるっこしいかな。現代の感覚で言うと、怪人になっちゃうまでをもっとテンポよく短くまとめ、多くの女性が怪人の噂をしているシーンを随所に取り入れた方が恐怖感が煽れたのではないかな、と。最後に地下室が崩れて、あとクリスティーヌ、ラウル、アナトールの三角関係は未解決だし、地下室が崩れて埋まってしまって終わりでは余りにもファントムが救われない。それ以外にもまだるっこしさが色々と。ロイド・ウェーバーのミュージカル版の方がストーリーがまとまっていて良いですね。でも、映像としては味があって、昔の映画という感じで楽しめました。怪人になった理由がエッチングで使っていた硫酸を被らされたためっていうのはちょっといただけない気もしましたが……。ミュージカルや原作とは別物、と思ってみた方が正解。オペラのシーンはやっぱり迫力があるし、半世紀前ならかなり楽しめたのではないかと思いました。