さて、来年の作品は「映し物」ということだけは決めた。で、何を映すんだか。これがポイントである。
映すということ自体は、すごく楽しいことなので、テーマとして問題はない。
問題は、何を映すとか、何を言いたくて映すとか。
今の時代、いろいろある。
たとえば、今回やったみたいに、QTVRのパノラマや単なる写真のスライドショーだって、写真の質や構成いかんではものすごく感動的になる。
それから、この方面を一歩進めればフォトムービーという世界になる。
静止画ではなく、動画をつなげば映画。
これだって大きなテーマになる。編集はMacで十分できる。
別の観点。
それはインタラクティブアートというか、インスタレーションの世界。
たとえば、ある仕掛けをしたMacにマイクをつなぐ。マイクでしゃべると、波形を解析して色のついたCGがリアルタイムで計算される。こういうのとか。
実はMac OS Xには画像プログラミング環境「Quartz Composer」が無料で付いてきている。
ちょっと調べてみたけれど、かなり奥が深い世界のようだ。
別のツールとして、最近日本語化されたのだそうな「Max/MSP/Jitter」という映像+音楽プログラミングツールがあるようだ。こういうインタラクティブな世界ではよく使われているらしい。30日間使える体験版は英語版しかないが、製品版を買うと日本語化するパッチも手に入るそうだ。
それに、チュートリアルを日本語化しているえら〜いひとがネットにいらっしゃって。今それをすこ〜しずつ読んでいる。これをゆっくり、できるところまで30日間やってみてから購入を検討してもいいだろう。
ものをドラッグしてつなぐスタイルのプログラミングツールは、自分にとってはiShell2が最初だったわけだけれど、ほかにもいろいろ出ていたのを知って、非常に喜ばしく思っている。
結果を出すことばかり考えていた今までを深く反省して、じっくり取り組んでみたい。
今日はここまで。
http://www.s-musiclab.jp/mmj_docs/max5/max/max_tutorial/max5_mxtu04.html
Apple Store GinzaでMac+動画なワークショップ2本!!
http://www.apple.com/jp/retail/ginza/
- 2010年 7月25日(日)
- 3:00 pm - 5:30 pm
- Macで写真を映画のように楽しもう:PhotoCinema Award上映会&授賞式
- 7:00 pm - 8:00 pm
- Quartz Composerワークショップ #7(ツナガル・ツナガレ2篇)
- 3:00 pm - 5:30 pm
これは見逃せないかもしれない...。